森谷真理 Spirit of Language -言霊- Vol.3
~ヒンデミットの「マリアの生涯」とメシアンの「地と天の歌」~
2026年5月26日(火) 19:00開演
全席指定 6,000円
ヒンデミット:「マリアの生涯」 Op.27(1948年版) 全15曲
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メシアン:「地と天の歌」 全6曲
(c)TAKUMI JUN |
森谷真理(ソプラノ) 武蔵野音楽大学、同大学院卒業後、ニューヨークのマネス音楽院修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞。メトロポリタン歌劇場の《魔笛》夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、欧米の多数の歌劇場で活躍。近年ではザクセン州立歌劇場で《蝶々夫人》を主演し、注目を集めた。国内では、兵庫県立芸術文化センター《夏の夜の夢》、日生劇場《ランメルモールのルチア》、二期会《蝶々夫人》《サロメ》《ルル》表題役、新国立劇場《ばらの騎士》《蝶々夫人》《ジュリオ・チェーザレ》他、三河市民オペラ《イル・トロヴァトーレ》《アンドレア・シェニエ》、びわ湖ホールプロデュースオペラ《リゴレット》《魔笛》《ラインの黄金》《ワルキューレ》《神々の黄昏》《ローエングリン》《ニュルンベルクのマイスタージンガー》《フィガロの結婚》《こうもり》《ばらの騎士》《死の都》等に連続出演。近年ではプーランク《人間の声》が新聞各紙で高評され、《ルサルカ》《真珠とり》《トスカ》の主演でも聴衆を魅了した。オーケストラとの声楽作品も幅広いレパートリーを持ち、ベルク『ヴォツェックより3つの断章』、R.シュトラウス『4つの最後の歌』でも絶賛され、2024~25年はドイツARDジルベスターコンサート及びゲヴァントハウスでMDR交響楽団と共演し、フィリップ・グラス《The Voyage》はドイツ国内に放送され、鮮やかで高度な歌唱を印象付けた。リサイタルでは「Spirit of Language -言霊-」シリーズを展開中。19年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めた。 |
![]() (c)Yuji Ueno |
務川慧悟(ピアノ) 2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位、19年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第2位入賞。バロックから現代音楽までとレパートリーは幅広く、各時代、作曲家の様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。また、現代のピアノのみならず、古楽器であるフォルテピアノでの奏法の研究にも取り組み、造詣を深めている。現在は日本とフランスを拠点に、ソロ・リサイタル、室内楽、オーケストラとの共演を重ねている他、これまでにフランス、ベルギー、スイス、ラトビア、ドイツ、イタリア、ポーランド、オランダ、南アフリカ、中国、台湾、韓国など各国で演奏会を行っている。25年7月にはラヴェル生誕150年を記念したピアノ作品全曲演奏会、11月には「革新のベートーヴェン」と題したリサイタルツアーを開催。精緻な表現と詩的な響きによる圧巻の演奏で、各地の聴衆を魅了した。CD「ラヴェル:ピアノ作品全集」(NOVA Record)をリリース。同盤は Etcetera Recordsより再リリースされ、フランスの『Le Monde』紙をはじめ多数のメディアで取り上げられた他、音楽批評サイトResMusica の《Clef d’Or ResMusica 2024》を受賞。フランス人以外のピアニストによる受賞は極めて異例であり、現地での高い評価を示すものとなった。近年は文筆にも活動の幅を広げ、『小説すばる』で連載中のエッセイ「ピアノとワインと、ときどきパリ」も好評を博している。令和2年度愛知県芸術文化選奨文化新人賞、第33回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第33回出光音楽賞受賞。 |



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