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Concert  コンサート情報

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銀座ぶらっとスペシャル #217
西山まりえの歴女楽 Vol.12 ~危険な関係~ マチネ/ソワレ

2026年422日(水)13:30 開演/19:00開演
全席指定 6,000

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西山まりえ(チェンバロ/バロック・ハープ)
中木健二(チェロ)
武田宗典(朗読:メルトゥイユ侯爵夫人)
久世星佳(朗読:ヴァルモン子爵)
家田 淳(脚本/演出)

平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとスペシャル』第217回は、クラシック音楽界きっての(?)歴女、西山まりえが歴史上のヒーロー、ヒロインの物語をチェンバロやハープで綴っていくシリーズの12回目。今回は新しい音楽劇を目指して、映画、舞台で上演されているラクロ作『危険な関係』を朗読と音楽で創造します。舞台は道徳的退廃と風紀の乱れが蔓延する18世紀後半のフランス貴族社会。侯爵夫人と子爵の間で交わした書簡の朗読を、能楽シテ方の武田宗典と元宝塚男役の久世星佳が男女逆転でスリリングな世界をお届けします。夜の銀座を味わえるソワレも上演いたします。
プログラム

フランソワ・クープラン:フランスのフォリア、あるいはドミノより 煉獄の魂
マラン・マレ:スペインのフォリア/パッサカイユ
フィリップ=ジャック・メイヤー:ソナタ 第4番 Op.4 ニ短調より
ジャック・デュフリ:フォルクレ
ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ:めまい

プロフィール

(c)NaoyaYamaguchi

西山まりえ(音楽監督/チェンバロ/シングルアクション・ハープ)

チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を自在に操る希有なプレーヤーとして世界的に知られ、数多くのコンサート、音楽祭や録音に参加。国内レーベルへの録音も多く、その多くが「レコード芸術」誌特選盤や朝日新聞推薦盤に選ばれるなど、高く評価されている。東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラ・カントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位(第23回同コンクール審査員)および栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。「信州アーリーミュージック村音楽祭」芸術監督。武蔵野音楽大学非常勤講師。

http://marienishiyama.com/


(c)塩澤秀樹

中木健二(チェロ)

東京藝術大学を経て2003年渡仏、パリ国立高等音楽院、ベルン芸術大学の両校を首席で卒業。05年第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位など受賞多数。「アンサンブル天下統一」を結成し定期的に演奏活動を行うなど室内楽にも情熱を注ぎ、アッカルド、ジュランナ、メネセス、イヴァルディ、ドゥヴァイヨン、ル・サージュ他と共演。「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」を含むCDをリリース。上山音楽祭“ル・シャトーかみのやま”音楽監督。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。第11回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。使用楽器は宗次コレクションより貸与されたヨーゼフ・グァルネリ(1700年)。Thomastik Infeld社契約アーティスト。東京藝術大学准教授。

武田宗典(朗読)

能楽師シテ方観世流。重要無形文化財総合指定保持者。一般社団法人観世会理事。早稲田大学第一文学部卒業。父及び二十六世観世宗家・観世清和に師事。2歳で初舞台、10歳で初シテ(主役)、以後、「道成寺」「翁」「安宅」などの大曲を披曲。海外公演多数。海外では現代オペラとの競演など、そのプロデュースも行っている。国内でも能とクラシック音楽の公演をはじめ、他分野とのコラボレーションも多数。また新作能『桃太郎』の制作など、能楽の可能性を拡げる試みを数多く行っている。その他、「日比谷フェスティバル能」「千夜賀風薪能」など屋外での演能も企画。また「謡サロン」をはじめとした能楽講座を全国各地で年間50回程開催している。


(c)Hiromichi Nozawa

久世星佳(朗読)

東京都出身。幼少の頃から劇場に親しむ。1983年宝塚歌劇団入団、95年に月組トップスター就任。『CAN-CAN』『銀ちゃんの恋』『バロンの末裔』をはじめとする作品で主演を務める。97年宝塚歌劇団を退団。以来、『欲望という名の電車』(アトリエ・ダンカン)『カフカの「変身」』(PARCO)『ブレス・オブ・ライフ~女の肖像~』(新国立劇場)『8人の女たち』(梅田芸術劇場)、『アーモンド』(シアタートラム)などの舞台や『ラヴ・レターズ』(PACO)『日本語を読む』(世田谷パブリックシアター)といった朗読作品、また、テレビドラマに出演。舞台『OUT』(2000年)で第8回読売演劇大賞優秀女優賞受賞。


(c)FUKAYAauraY2

家田 淳(脚本/演出)

10代をアメリカで過ごす。国際基督教大学卒業。エディンバラ大学留学。新国立劇場、二期会他でリチャード・ジョーンズ、ヴィリー・デッカーなど世界的な演出家の助手を数多く務めたのち、英ロイヤルオペラハウスにて研修。さまざまなジャンルの演出を手がけ、最近では紀尾井ホール主催「コジ・ファン・トゥッテ」(トレヴァー・ピノック指揮)が絶賛される。オリジナル作品の創作にも力を入れ、名取裕子朗読会「ベルナール・ビュフェの生涯」、西山まりえの歴女楽「カルロ・ジェズアルド」他の脚本を執筆。オペラの英語字幕、演劇のドラマターグ、新国立劇場の英語バックステージツアーガイドなど幅広く活躍。洗足学園音楽大学ミュージカルコース准教授。