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Concert  コンサート情報

日下紗矢子とベルリンの仲間たち

2024年423日(火) 19:00開演
全席指定 6,500

ご好評につき完売いたしました
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日下紗矢子(ヴァイオリン)
小川響子(ヴァイオリン)
フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)
アンドレアス・グレーガー(チェロ)
日下知奈(ピアノ)

ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と読響でコンサートマスターとして活躍する日下紗矢子と、ベルリンでの音楽仲間を中心としたアンサンブルの夕べ。葵トリオで活躍する小川響子、ベルリン・シュターツカペレのヴィオラ首席フェリックス・シュヴァルツ、同じくチェロ首席アンドレアス・グレーガー、そして日下知奈というドイツにゆかりあるメンバーで、マーラー、バッハ、そしてシューマン夫妻の作品というドイツ・プログラムをお届けします。特に後半のシューマンは日下紗矢子が真に愛好する作曲家だけに、真髄に迫る演奏が繰り広げられることでしょう。

プログラム

マーラー:ピアノ四重奏断章 イ短調
J.S.バッハ/シトコヴェツキー編:ゴルトベルク変奏曲 BWV988より
  ~アリア、変奏1、3、12、13、16、25、28、30、アリア ※弦楽三重奏版

 

********** 休憩 **********

 

C.シューマン:3つのロマンス Op.22
R.シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44


プロフィール
(c)Akira Muto

日下紗矢子(ヴァイオリン)

兵庫県芦屋市出身。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席で卒業。米・南メソディスト大学および同大学院アーティストコース卒業。フライブルク音楽大学留学。田渕洋子、浦川宜也、清水高師、E.シュミーダー、R.クスマウルに師事。2000年パガニーニ国際コンクール第2位。日本音楽コンクール第1位。02年ロドルフォ・リピツァー国際コンクール第1位。これまでに青山音楽賞、出光音楽賞、ミュージックペンクラブ・ベストニューアーティスト賞、CD「リターン・トゥ・バッハ」(COCQ-84998)は第68回文化庁芸術祭賞レコード部門優秀賞など受賞。08年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団第1コンサートマスター就任。翌09年に結成されたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラのリーダーに抜擢され来日ツアーを度々成功させている。13年読売日本交響楽団コンサートマスター就任(17年より特別客演)。16年よりベルリン弦楽トリオのメンバー。21年より芦屋国際音楽祭を主宰し芸術監督を務めている。日独両オーケストラのコンサートマスターを兼務しながら、オーケストラ、室内楽、ソロと活発な活動を展開している。ベルリン在住。

(c)Kosuke Atsumi

小川響子(ヴァイオリン)

東京藝術大学、同大学院修士課程を首席で修了。ミュンヘン音楽演劇大学、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーにて研鑽を積む。第10回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、聴衆賞を受賞。ピアノ三重奏団「葵トリオ」として2018年ARD国際音楽コンクール(ミュンヘン国際音楽コンクール)で、ピアノ三重奏として日本人団体初の優勝を受賞。リヨン国際室内楽コンクール二重奏部門第3位。これまでに、国内の主要ホールの他、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンをはじめ、ヨーロッパでの公演にも数多く出演している。葵トリオでは、4枚のCDをリリースし、全てレコード芸術誌に特選盤に選ばれて好評を得た。第28回青山音楽賞「バロックザール賞」、第29回日本製鉄音楽賞等を受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第3期、第4期フェロー。現在は葵トリオの活動のほか、室内楽奏者、ゲストコンサートマスター等、国内外で活動している。 24年4月より名古屋フィルコンサートマスターに就任。

フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)

ベルリン国立歌劇場管弦楽団第1首席ヴィオラ奏者。ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。ジュネーブ国際音楽コンクールで2つの賞を受賞。ソリストとしてダニエル・バレンボイム、ミヒャエル・ギーレン、イェフィム・ブロンフマン、エレーナ・バシュキロワ、ニコライ・ズナイダー、ピンカス・ズッカーマンらと共演。室内楽にも熱心に取り組み、トリオ・アポロンを結成、2005年録音のCD「20世紀のクラリネットとヴィオラとピアノの三重奏曲集」はドイツ・エコー賞受賞。ベルリン弦楽トリオ(旧ゲーデ・トリオ)のメンバーとしても活動。セビリアのバレンボイム=サイード財団音楽アカデミーやベルリン国立歌劇場管弦楽団アカデミーで若手音楽家の育成にも取り組んでいる。ロストック音楽大学教授。

(c)Peter Adamik / Staatskapelle Berlin

アンドレアス・グレーガー(チェロ)

1986年よりベルリン国立歌劇場管弦楽団第1首席チェロ奏者。ハンス・アイスラー音楽大学およびリスト音楽院で学ぶ。ヨゼフ・シュワブ、ジェルジ・クルターグ、ミクローシュ・ペレーニらに師事。国内外のコンクールで入賞し、ソリストとしてベルリン国立歌劇場管弦楽団、ベルリン交響楽団(現・ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)、ベルリン放送交響楽団と共演。1992年よりベルリン弦楽トリオ(旧ゲーデ・トリオ)のメンバーとして国際的に活動、CD録音も多い。セビリアのバレンボイム=サイード財団音楽アカデミー創設期に指導者として参加した。ハンス・アイスラー音楽大学教授。

(c)Akira Muto

日下知奈(ピアノ)

兵庫県芦屋市出身。東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学、同大学院修了。ケルン音楽大学に留学しピアノ・室内楽ともに首席で卒業。児嶋一江、小林 仁、伊藤 恵、クラウス・シルデ、パーヴェル・ギリロフに師事。第14回園田高弘賞ピアノコンクール第3位、メシアン賞受賞。ケルンショパンコンクール、エンニノポリーノ国際ピアノコンクール、第3回東京音楽コンクール第3位など数々のコンクールで入賞。2007年バロックザール賞、2009年摂津音楽祭伴奏者賞、19年日本演奏家コンクール伴奏者賞など受賞。15年~17年に「ベートーヴェンぷらす」と題した室内楽シリーズを開催し好評を博す。23 年より自ら主宰する「日下知奈 室内楽シリーズ」を開始。NHK-FM出演のほか国内各地で室内楽奏者として幅広く活躍している。東京藝術大学室内楽科非常勤講師を経て09〜22年同大学弦楽科伴奏助手。現在、国立音楽大学附属高等学校・中学校講師。