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Concert  コンサート情報

銀座ぶらっとスペシャル #193
西山まりえの歴女楽 Vol.10
~驚異の作曲家カルロ・ジェズアルド~

2024年426日(金) 13:30開演
全席指定 5,000

ご好評につき完売いたしました

西山まりえ(音楽監督/チェンバロ/バロック・ハープ)
バルドッティ(ジェズアルドの従者):宮本益光(語り)
マリア(最初の妻):松井亜希(ソプラノ)
エレオノーラ(二番目の妻):金子美香(メゾ・ソプラノ)
フォンタネッリ、他:久保法之(カウンターテナー)
神父、他:金山京介(テノール)
ジェズアルド:加耒 徹(バリトン)
家田 淳(脚本・演出)

協賛:株式会社ヨックモック

平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとコンサート』第193回。クラシック音楽界きっての(?)歴女、西山まりえが歴史上のヒーロー、ヒロインの物語をチェンバロやハープで綴っていくシリーズの第10回をスペシャル企画でお届けします。後期ルネッサンスの作曲家カルロ・ジェズアルドの知る人ぞ知るスキャンダラスな人生と、美しく魔力に満ちた音楽を歌と語りで再現します。
プログラム

カルロ・ジェズアルド
  :わたしは死する、苦しみの中で
  :めでたし、いと甘美なるマリアよ
  :月桂樹の木陰で
  :公爵のフランス風カンツォン(ハープ独奏)
  :ガリアルダ(チェンバロ独奏)
クラウディオ・モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス:悲しみの聖母
タルクイニオ・メールラ
  :そう信じてしまう愚かなひと
  :今こそお眠りなさい(子守唄による宗教的カンツォネッタ)
ジュリオ・カッチーニ:このうえなく甘いため息
ルッツァスコ・ルッツァスキ:私は若い女の子
アロンソ・フォンタネッリ:それは私の魂のひとだった

プロフィール

西山まりえ(音楽監督/チェンバロ/バロック・ハープ)

チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を自在に操る稀有なプレーヤーとして世界的に知られ、数多くのコンサートや音楽祭に参加。また録音も多数リリース。東京音楽大学研究科修了後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラカントールムに留学。第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位および栃木[蔵の街]音楽祭賞受賞。第23回同コンクール審査員。「信州アーリー・ミュージック村音楽祭」芸術監督。武蔵野音楽大学非常勤講師。

宮本益光(語り)

東京藝術大学卒業、同大学院博士課程修了。学術(音楽)博士号取得。2003年A.プレヴィン『欲望という名の電車』スタンリーで一躍注目を集め、以降二期会『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『金閣寺』溝口、新国立劇場『鹿鳴館』清原栄之輔、日生劇場『メデア』イヤソン等話題の公演に数多く出演。作詞、訳詞、執筆、演出等でも多彩に活躍。MOZART SINGERS JAPAN主宰。桐朋学園大学准教授、聖徳大学客員准教授、東京藝術大学講師。二期会会員。

松井亜希(ソプラノ)

東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士号取得。アカンサス音楽賞、同声会賞、三菱地所賞受賞。在学中に日仏声楽コンクール優勝、日本ドイツリートコンクール優勝、日本音楽コンクール入選。世界で活躍するバッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしてバッハ音楽祭(ライプツィヒ)、霧島国際音楽祭など国内外の公演およびレコーディングに数多く参加。バロックから現代までレパートリーは多岐にわたる。松井亜希アフタヌーン・コンサート・シリーズ主宰。

金子美香(メゾ・ソプラノ)

東京音楽大学声楽演奏家コースを首席で卒業。同大学大学院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、二期会オペラ研修所修了。新国立劇場『カルメン』『ジュリオ・チェーザレ』『ボリス・ゴドゥノフ』、東京春祭ワーグナーシリーズ等多数出演。2018年バイロイト音楽祭『ワルキューレ』に出演し話題を呼んだ。オペラでの活躍の一方、日本歌曲等のリサイタルでも高い評価を得ている。平成24年度山口県芸術文化振興奨励賞受賞。二期会会員。

久保法之(カウンターテナー)

鹿児島県出身。東京藝術大学、同大学院修了。フランスはパリ地方音楽院、オーベルヴィリエ地方音楽院で学ぶ。モントリオール国際声楽祭、名古屋国際音楽祭、北とぴあ国際音楽祭、バッハ・コレギウム・ジャパン等でソリストや、宗教曲をはじめフランス歌曲や現代音楽までレパートリーは多岐に渡る。オペラでは《ウリッセの帰還(ステファン・フュジェ指揮)》《リナルド(鈴木優人指揮)》《午後の曳航(アレホ・ペレス指揮)》等に出演。

金山京介(テノール)

国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大学院、二期会オペラ研修所修了。二期会『魔笛』タミーノ、『後宮からの逃走』ベルモンテ、『こうもり』アルフレード、日生劇場および東京芸術劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、新国立劇場『椿姫』ガストン子爵、同鑑賞教室『魔笛』タミーノ等主要劇場に出演の他、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」等宗教曲のソリストとしても活躍している。二期会会員。

加耒 徹(バリトン)

東京藝術大学卒業、同大学院首席修了および二期会オペラ研修所を総代で修了。日生劇場『ドン・ジョヴァンニ 』タイトルロール、『ランメルモールのルチア』エンリーコ、二期会『金閣寺』鶴川、『ルル』シェーン博士等出演。コンサート・ソリストとしても、古楽から近現代に至る幅広いレパートリーを持ち、バッハ・コレギウム・ジャパンをはじめ、全国各地のオーケストラと共演を重ねている。最新CDは<A Time for Us-歌道II->。二期会会員。

家田 淳(脚本・演出)

10代をアメリカで過ごし、国際基督教大学卒業。エディンバラ大学留学。新国立劇場、二期会ほかでリチャード・ジョーンズ、ウィリー・デッカーなど世界的な演出家の助手を務めたのち、英ロイヤルオペラハウスにて研修。オペラ、コンサート、ミュージカルの演出・翻訳・字幕を多数手掛ける。台本の英語部分を執筆した新作オペラ「ZEN」が2022、23年に金沢で上演。脚本・作詞・演出作品に「マリー=ガブリエルの自画像」。洗足学園音楽大学准教授。