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Concert  コンサート情報

村治佳織 transit Vol.1

2005年32日(水) 19:00開演

全席指定 6,000

村治佳織(ギター)

村治佳織(ギター)

村治佳織は、どこへ向かっていくのでしょう――。若き才能を開花させながら、未知の魅力と可能性をいっぱい抱えている村治佳織の、その時々の旬の姿を王子ホールでお見せします。様々な人が行き交い、古いものと新しいものが混在する街、いつか行きたい、いつか戻りたい、大人の香りがする街、銀座。ここは村治佳織の乗継地点(=トランジット・ポイント)。彼女もたまにここへ戻ってきて、また次の世界へ出かけて行きます。まずは、思い入れ深いスペインから始めましょう。

 

王子ホールでのシリーズ第1回目は、現代ギターの歴史をつくった3人のマエストロたちに焦点をあてます。前半は、アルハンブラ宮殿の思い出の作曲者、タレガの作品を、彼とほぼ同時代に生き、現代ギターの基礎となるギターを製作したトーレス(1817年生)のギターで演奏します。後半では、ギター曲のレパートリーを驚異的に広げ、クラシックギターの新しい概念を生み出したセゴビアに献呈された作品をお楽しみいただきたいと思います。

――村治佳織

プログラム

タレガ:アラビア風奇想曲
    :朝の歌
    :アルハンブラ宮殿の思い出
    :ヴェニスの謝肉祭による変奏曲
トロバ:特徴のある小品集より
カステルヌォーヴォ=テデスコ:悪魔の奇想曲
他予定

プロフィール
村治佳織(ギター)

村治佳織(ギター)

東京都出身。3歳より父・村治 昇の手ほどきを受け、10歳より福田進一に師事。1989年、ジュニア・ギターコンテストにおいて最優秀賞を受賞。91年、学生ギター・コンクールにおいて、全部門通じての最優秀賞を受賞。92年、ブローウェル国際ギター・コンクール(東京)及び東京国際ギター・コンクールで優勝を果たす。93年、デビューリサイタル、CDリリース。94年、日本フィルハーモニー交響楽団との共演で協奏曲デビュー。95年、第5回出光音楽賞を最年少で受賞。96年、村松賞受賞。同年、イタリア国立放送交響楽団の定期演奏会でヨーロッパ・デビュー。 97年よりパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセに師事。99年、ホアキン・ロドリーゴの前で彼の作品を演奏する機会を得る。同年、エコール・ノルマル卒業と同時に帰国、本格的なソロ活動を開始。NHK交響楽団、ドイツのフォーグラー・カルテットをはじめ、国内外のオーケストラや室内楽アンサンブルとの共演、リサイタルを重ねる。01年、ロドリーゴ室内管弦楽団とスペイン、ヴァレンシアにて初共演、02年、ロドリーゴ生誕100年を記念し同楽団と日本ツアーを行う。また、イタリア国立放送交響楽団(ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮)とイタリア公演に引き続き、日本ツアーを行う。 03年11月、英国の名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初のインターナショナル専属契約を結び、04年7月に第1弾『Transformations』がリリースされた。現在最も注目されているギタリストであり、今後の活動が大いに期待されている。

アーティスト・ホームページ

村治佳織・公式サイト [ドゥルシネア]
http://www.musicachiara.com/dulcinea/

村治佳織スペシャル・サイト(ユニバーサル・クラシックス)
http://www.universal-music.co.jp/classics/kaori_muraji/index.html