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Concert  コンサート情報

ベルチャ・カルテット&平松英子

2005年33日(木) 19:00開演

全席指定 5,000

ベルチャ・カルテット&平松英子

ベルチャ・カルテット
 コリーナ・ベルチャ(第1ヴァイオリン)
 ローラ・サミュエル(第2ヴァイオリン)
 クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)
 アラステア・テイト(チェロ)
平松英子(ソプラノ)

ロンドンの名門、ウィグモアホールのレジデントとして、音楽祭の常連として、またEMIと専属契約するなど、若手カルテットの中では破格の活躍をしているベルチャ・カルテットと平松英子の共演コンサート。ベルチャ・カルテットは、リリースしたばかりのブラームスの弦楽四重奏曲第1番をメインに、ベートーヴェン初期、シェーンベルクの声楽付き弦楽四重奏第2番といった重厚な独墺プロを演奏する。実力を備え、音楽感性鋭い現代最高の若手カルテットの魅力を存分に味わっていただきたい。シェーンベルクでは平松英子が共演、今回のコンサートのために委嘱した湯浅譲二の独唱作品も披露する。
プログラム

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op. 18-2 
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2番 嬰ヘ短調 Op. 10 (声楽付き)

**********休憩**********

湯浅譲二:ソプラノ独唱のための作品 (委嘱作品初演)
ブラームス:弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調 Op. 51-1

プロフィール
ベルチャ・カルテット

ベルチャ・カルテット

1994年、メンバーがロンドン王立音楽院在学中に結成された。同院では、チリンギリアン弦楽四重奏団、サイモン・ロウランド=ジョーンズ、アマデウス弦楽四重奏団に師事。その後、音楽的な向上を目指してアルバン・ベルク四重奏団に師事、研鑽を続けている。1999年大阪室内楽コンクール、ボルドー弦楽四重奏コンクール優勝。2000年ロンドンの名門室内楽ホール、ウィグモアホールのレジデントとなる。ベルチャ・クァルテットは、ヨーロッパ・コンサートホール協会が主催する「ライジング・スター」シリーズのイギリス代表となり、このシリーズを通して、カーネギーホール、ムジークフェラインザール、ケルン・フィルハーモニー、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィグモアホールなどヨーロッパの主要ホールにてデビューを飾った。その後、パリのシャトレ座デビュー、ウィーンのコンツェルトハウス(アルバン・ベルク四重奏団の招き)、エディンバラ、フランドル、ルツェルン等の国際音楽祭にも招かれている。00年、初来日、今回は3度目の来日となる。00年のEMIからデビューCD(ドビュッシー、ラヴェル、デュティユーの作品)は01年グラモフォン・アウォーズ新人賞を獲得。01年秋、EMIと5年の専属契約が成立、最近リリースしたブラームスの室内楽集は高い評価を得た。

平松英子(ソプラノ)

平松英子(ソプラノ)

東京芸術大学、同大学院修了。ミュンヘン音楽大学に留学。マイスタークラス修了後、モーツァルトの歌劇「魔笛」のパミーナ役でオペラデビュー。その後ヘルマン・プライやペーター・シュライヤー、エディット・マティスなどと共演、高い評価を獲得する。ウェーバー歌劇「魔弾の射手」エンヒェン役で帰国デビュー後、拠点を日本に移し、古典から現代曲までを歌いこなす柔軟な音楽性は、日本を代表するリリック・ソプラノとして、今は亡き巨匠ジュゼッペ・シノーポリをはじめ国内外の多くの指揮者の賞賛の的となっている。CD録音も多く、最近では高い評価を受けた「マーラー:大地の歌(ピアノ版)」などがある。現在、フェリス女学院大学声楽学科主任教授、東京芸術大学講師を務める。