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Concert  コンサート情報

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キット・アームストロング
~バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻~

2026年310日(火) 19:00開演
全席指定 5,500

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キット・アームストロング(ピアノ)

若干30代前半にしてピアニスト、作曲家、オルガニストとしてキャリアを積む一方で、物理学、化学、数学を学び、人間の感情と英知を見事に音楽で体現している。2023年東京・春・音楽祭に於ける5日間の『鍵盤音楽年代記(1520-2023)Ⅰ~Ⅴ』を実現。100年ごとに5つのテーマで括った壮大なプログラムを展開しました。この度の王子ホールデビューでは、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻 とじっくり向き合って、まだ見知らぬ世界のページを開いて貰おうと思います。
プログラム

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV846-869

プロフィール

(c)Marco Borggreve

キット・アームストロング(ピアノ)

キット・アームストロングは、デビュー以来、20年にわたり世界有数のオーケストラ、指揮者と共演し、一流の器楽奏者、声楽家と緊密な関係を築いている。また作曲家、オルガニストとしてもキャリアを築いている。近年は国際的に活躍する室内楽奏者、ソリストとともに、モーツァルトの多種多様な作品を演奏するプロジェクト「エクスペディシオン・モーツァルト」を主宰し、著名な音楽ホール、音楽祭で公演を行っている。ソロ・アルバムには、ソニー・クラシカルより発表された「リスト:交響的情景」、「バッハ、リゲティ、アームストロング」等がある。2017年にUnitelよりリリースされた、アムステルダム・コンセルトヘボウでのソロ・リサイタルを収録したDVD「バッハ《ゴルトベルク変奏曲》とその先人たち」は、世界的な評価を受けた。21年にはドイツ・グラモフォンより「ウィリアム・バード&ジョン・ブル:作品集」を、23年にはルノー・カプソンと「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集」をリリースした。アームストロングは、1992年ロサンゼルスに生まれ、フィラデルフィアのカーティス音楽院とロンドンの王立音楽院で学んだ。7歳の頃チャップマン大学で作曲を、カリフォルニア州立大学で物理学を学び始め、のちにペンシルヴェニア大学で化学と数学、インペリアル・カレッジ・ロンドンで数学を学んでいる。さらにパリ第6大学で純粋数学の修士号を得た。05年からの指導者および助言者であるアルフレッド・ブレンデルは、アームストロングを「偉大なピアノ作品に対して斬新さと繊細さ、情感と知性を結びつける解釈を示している」と評した。二人の師弟関係はマーク・キデル監督の映画「ピアノの椅子に火をつけろ」で描かれている。12年、アームストロングはフランスのヒルソンにあるサント テレーズ教会をコンサートや展示会場とするために購入。ここを本拠として、地域および世界に向けた、学術的なプロジェクトを展開し、国際的な注目を集めている。