ojihall


Concert  コンサート情報

ジャニーヌ・ヤンセン20th

2012年1127日(火) 19:00開演

全席指定 8,000

完売
6月30日(土)10:00発売

(c)Decca/Sara Wilson

ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ)

1997年にコンセルトヘボウでデビューを飾って以来、超一流指揮者の元で名門オーケストラを相手に堂々と伸びやかに共演を重ねてきた美しきヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセン。やっと待望の日本初リサイタルが実現します。

プログラム

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」 
シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
       アレトゥーサの泉/ナルシス/ドリアードとパン

********** 休憩 **********

メシアン:主題と変奏
デュビュニョン:恍惚のひととき
       :眠りの神ヒュプノス(ミス・ヤンセンに捧ぐ)
       :モンフォール・ラモリーに戻って
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調

プロフィール

(c)Takashi Owaki

ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)

真に刺激的で多面的才能に恵まれた芸術家であるジャニーヌ・ヤンセンの演奏は、聴衆を魅了し批評家から最大限の賛辞を引き出している。すでに世界的オーケストラ、錚々たる指揮者と共演している逸材。2010/11シーズンは、ウィグモア・ホール並びにロンドン・フィルのレジデント・アーティストを引き受け、同オケとは米国ツアーも行った。また、チョン・ミョンフン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管のアジア・ツアー、アントニオ・パッパーノ指揮聖チェチーリア音楽院のヨーロッパ・ツアーにも参加。その他、バイエルン放送響、ドレスデン・シュターツカペレ、ロサンゼルス・フィル、フィンランド放送響とも共演。一方でヤンセンは室内楽演奏にも熱心に取り組んでいる。今シーズンは、デュオ・リサイタルに加えて、シューベルトの弦楽四重奏曲とシェーンベルクの「浄められた夜」を含む室内楽のプロジェクトをロンドン、ベルリン、アムステルダム、ハンブルク、ドルトムント、リヨン、アイントホーフェンで行う。またユトレヒトの国際室内楽フェスティバルを設立して企画を務めており、1998年からはベルリン・フィルの重要な室内楽シリーズであるスペクトラム・コンサート・ベルリンの一員でもある。彼女の室内楽のパートナーには、ジャン=イヴ・ティボーデ、ミッシャ・マイスキー、ジュリアン・ラクリン、イタマール・ゴラン、マルティン・フレスト、カティア・ブニアティシヴィリ、レイフ・オヴェ・アンスネス、トルレイフ・テデーンなどがいる。デッカ(ユニバーサル・ミュージック)と専属レコーディング契約を結んでおり、最新のリリースは、「美しい夕暮れ」と題された、ピアニスト、イタマール・ゴランとの共演によるフランス作品のリサイタルディスクである。これまで出した5枚のアルバムは、すべてオランダの販売に対してプラチナ・ディスクを受賞している。iTunesの成功で有名になったヤンセンのレコーディングは、何度もデジタル・チャートの1位になっている。03年9月、オランダの芸術家最高の名誉であるオランダ音楽賞を文化省から授与される。その他にも、エディソン・クラシック聴衆賞を10年を含めて3度、エコー賞を3度、ドイツレコード批評家賞、07年の芸術的功績を称えるNDR音楽賞など、数多くの賞を受賞している。08年には個人の功績に対してVSCD クラシック音楽賞を、09年5月には英国での公演に対してRPS器楽奏者賞を受賞した。演奏する楽器はアントニオ・ストラディヴァリのバレーレ。エリーゼ・マチルデ財団より長期貸与されている。


イタマール・ゴラン(ピアノ)

20年近くに渡って、今日のほとんどの傑出した器楽演奏家とパートナーを組んでいる。その仕事ぶりは彼に非常に高い評価をもたらし、同世代で最も引く手あまたのピアニストのひとりとなり、世界の一流の舞台で演奏している。リトアニアのヴィリニュス生まれ。1歳のときに家族でイスラエルに移住し、7歳で音楽を学び始め、初めてのコンサートはテルアビブで行う。アメリカ=イスラエル文化財団より繰り返し奨学金を授与され、それによってエマニュエル・クラソフスキーおよび室内楽教師チャイム・タウブに学ぶ。後にボストンのニューイングランド音楽院の完全奨学金により、選ばれてレナード・シュアの元で学ぶ。当初からゴランの情熱は室内楽にあったが、ソリストとしても活躍しており、ズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルとベルリン・フィル、ダニエーレ・ガッティ指揮ロイヤル・フィル、スカラ・フィル、リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィル、ロリン・マゼール指揮フィルハーモニア管等の一流オーケストラと共演している。長年に渡り共演を続けているアーティストには、ワディム・レーピン、マキシム・ヴェンゲーロフ、ジュリアン・ラクリン、ミッシャ・マイスキー、シュロモ・ミンツ、イヴリー・ギトリス、イダ・ヘンデル、チョン・キョンファ、シャロン・カム、ジャニーヌ・ヤンセン、マーティン・フロスト、トーレイフ・テデーン等がいる。ザルツブルク、ヴェルビエ、ルツェルン、タングルウッド、ラヴィニア等、有名な国際音楽祭にもしばしば参加している。レコーディンはドイツ・グラモフォン、ワーナー・クラシックス、テルデック、EMI、ソニー・クラシカルのレーベルから多数。1991年にマンハッタン音楽学校の教授陣に指名され、史上最年少の教師となる。94年よりパリ音楽院で室内楽を教えている。現在パリ在住。