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Concert  コンサート情報

村治佳織 transit Vol.6

2010年33日(水) 19:00開演

全席指定 6,000


(c)Kiyotaka Saito

村治佳織(ギター)

若き才能を開花させながら、未知の魅力と可能性をいっぱい抱えている村治佳織の、その時々の旬の姿を王子ホールでおみせするシリーズ、transit。

 

「すでに手元に楽譜があったソナタ・ジョコーサとトゥリーナ以外はマドリッドの楽譜店で見つけたものです。 現代曲は一冊の曲集に収められており、すべて1996年に作曲されています。作曲者のほぼ全員がスペインあるいはポルトガル出身の男性で、ひとりキューバ人のレオ・ブローウェルが加わっています。この曲集のもうひとつ面白いことは、各曲の前のページに、日本、ギリシャなどの女性詩人が書いた和歌や詩が記されていることです。選者が先に詩を作曲者に伝えて曲が書かれたのか、または選者が各曲にふさわしい詩をあとから選んだのかは定かではありませんが、どのような曲集になるのかそのコンセプトを各作曲者達が認識したうえで、作曲していたことは確かです。とても興味深い取り組みだと思い、ぜひこの曲集の中から数曲を皆様に聴いていただきたいと思いました。今回は和歌が付けられている曲のみを選びましたので、各曲を弾く前に私が和歌を詠みたいと思っています。 現代曲はすべて前衛的な印象のものなので、これだけでプログラムを埋めてしまうことは避け、現代の作曲家達のひと時代前を生きた3人のスペイン人作曲家の趣の違った3つのソナタを挟みこむことにしました。ゆるやかな時の中でつくったこのプログラム、お楽しみ頂ければ幸いです。

――村治佳織

 

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プログラム

ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
カブラル:情熱的な歌
ブローウェル:アルバムの紙片~水のしずく
トゥリーナ:ソナタ ニ短調 

********** 休憩 **********

バルガス:月~4つのフレーズ
ブロトンス:ひとりごと 
ソテロ:不可能な愛
ホセ:ソナタ
ランチャレス:呼びごえ
モンサルバーチェ:アダジェット・スピリチュアーレ

プロフィール

(c)Kiyotaka Saito

村治佳織(ギター)

東京都出身。福田進一に師事。1989年、ジュニア・ギターコンクールにおいて最優秀賞を受賞。91年、学生ギターコンクールにおいて、全部門通じての最優秀賞を受賞。92年ブローウェル国際ギターコンクール(東京)及び東京国際ギターコンクールで優勝を果たす。93年、津田ホールにてリサイタルデビュー、続いてCD「エスプレッシーヴォ」をリリース。95年、第5回出光音楽賞を受賞。96年、村松賞受賞。97年よりパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセに師事。99年、ホアキン・ロドリーゴの前で彼の作品を演奏する機会を得る。同年、エコール・ノルマル卒業と同時に帰国、本格的なソロ活動を開始する。年間50回を超える全国各地でのソロ・リサイタルに加え、海外でも公演を重ねている。また、国内外の主要オーケストラとも多数共演。これまでに、ビクターエンタテインメントよりCD9枚、DVD1枚をリリース。98年に発売された「カヴァティーナ」はクラシック音楽CDとしては異例の売上げを記録。03年には、英国名門クラシックレーベルDECCAと日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を結び、第1弾「トランスフォーメーション」は、「レコード芸術」にて特選として最高の評価を得るとともに、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞。その後も、CD5枚、DVD2枚が発売されている。2009年10月7日にはDECCA第6弾となる「ポートレイツ」をリリース予定。99年、伊藤園・充実野菜、02~04年、トヨタ自動車・アリオンのテレビCMに出演。07年にはミキモトのイメージキャラクターとして起用されるなど、メディアへの登場も多い。J-WAVE(FM)「三菱地所 CLASSY CAFÉ」マンスリー・ナビゲーターを務めるほか、雑誌でのエッセイ連載や、新聞へ書評を寄稿するなど、幅広い分野で活躍している。08年、第9回ホテルオークラ音楽賞を受賞。

オフィシャルHP http://www.musicachiara.com/dulcinea/