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Concert  コンサート情報

マルク=アンドレ・アムラン

2020年616日(火) 19:00開演

全席指定 7,000

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マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)

2018年、12年ぶりに来日したマルク=アンドレ・アムラン。超絶技巧で鳴らした時代から時を経て、その演奏は余剰なパフォーマンスを一切排し、抑制された静けさの中で音楽の全貌が顕に描かれ、聴衆に深い感動を与えました。そのアムランが王子ホールに初登場します。スクリャービンとラヴェルの詩的な大曲の間にプロコフィエフのユーモアをピリッと効かせた前半、そして後半はシューベルト最後のソナタというプログラムに、期待せざるを得ません。彼は何処まで誘ってくれるのか、どんな世界を見せてくれるのでしょうか?
プログラム

スクリャービン:幻想曲 ロ短調 Op.28
プロコフィエフ:サルカズム Op.17
ラヴェル:夜のガスパール

 

********** 休憩 **********

 

シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960

プロフィール
(c)Fran Kaufman

マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)

マルク=アンドレ・アムランは、音楽性とヴィルトゥオーゾ性が驚異的なほど独自に融合した演奏によって、まさしくピアノの権化として、伝説的な地位を獲得している。彼は、なじみの薄いピアノ・レパートリーの探求では、並ぶ者のない存在として長く知られているが、今では古典派のレパートリーにおいても、独創性とすばらしいテクニックが結びついた演奏で、世界的に認められている。ソリストとしては、ニューヨーク・フィルハーモニック、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー、サンフランシスコ交響楽団を始めとする、数多くのオーケストラと共演している。ニューヨーカー誌のシニア評論家アレックス・ロスは、次のように書いている。「アムランの伝説は、ますます大きなものになっていくだろう。現在のところ、彼に比肩できる者はだれもいない。」アムランは、アメリカや故郷のカナダのみならず、ヨーロッパ、オーストラリア、極東でもリサイタルを開き、めったに授与されることのないドイツ・レコード批評家賞の生涯功労賞を最近獲得している。2018年6月、12年ぶりに来日、その円熟を極めた演奏は満員の聴衆から絶賛された。19/20シーズンはラノディエール音楽祭でヤニック・ネゼ=セガン指揮メトロポリタン・オーケストラとブラームスのピアノ・コンチェルトを演奏。BBCプロムスではライアン・ウィグルスワースのピアノ・コンチェルトを世界初演した。シューベルティアーデ、ヘルシンボリ・ピアノフェスティバル、マンッタ音楽祭、ドメーヌ・フォーゲット音楽祭、オルフォード音楽祭、ニューポート音楽祭、ローゼンタール室内音楽祭などに多くの音楽家仲間と共に出演しており、特にレイフ・オヴェ・アンスネスとは定期的にコラボレーションしている。ハイペリオン・レーベルには60点ほどのCDを録音しているが、その中にはアルカン、バーンスタイン、ボルコム、ブゾーニ、ハイドン、ヘンゼルト、コルンゴルト、ヨーゼフ・マルクス、レーガー、ルビンシテイン、シャルヴェンカの協奏曲、そしてアルベニス、ショパン、ドビュッシー、ハイドン、ヤナーチェク、リスト、メトネル、レーガー、シューマンらのピアノ独奏作品が含まれている。また、長い間待望されていた自作の《短調による12の練習曲》の録音は、輝かしい勝利を収めている。19/20シーズンも同レーベルより1枚のソロCDと、タカーチ弦楽四重奏団とのCDをリリース。最近ではシューベルトのピアノ・ソナタ変ロ長調と4つの即興曲、ストラヴィンスキーの「春の祭典」他(アンスネスとの収録)などで、ひときわ注目を浴びている。モートン・フェルドマンの「ブニータ・マルカスのために」、メトネルのピアノ・コンチェルト第2番、ラフマニノフのピアノ・コンチェルト第3番は、ロンドン・フィルハーモニーとウラディミール・ユロフスキとの共演となっている。アムランは03年にカナダの勲爵士に、そして04年にはケベック州の勲爵士に叙されるという栄誉に浴している。彼はまた、カナダ王立協会のメンバーでもある。現在はボストンに在住。