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Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol.36
“シューベルトPart.Ⅲ” by 篠崎“まろ”史紀

2019年922日(日)14:00開演

全席指定 8,000

完売
MAROワールド Vol.36 by 篠崎“まろ”史紀画像をクリックして拡大

篠崎“まろ”史紀、大江 馨(ヴァイオリン)
鈴木 学(ヴィオラ)
伊東 裕(チェロ)
池松 宏(コントラバス)
松本健司(クラリネット)
鈴木一成(ファゴット)
日高 剛(ホルン)
入江一雄(ピアノ)

特別協力:株式会社 ヨックモック

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”第36回は、“まろ”がこよなく愛する作曲家シューベルトを2つの名曲でおおくりします。プログラム前半は7年ぶりの“ます” 。2012年9月の初演では、若々しいエネルギーと幸福に満ちていた青年シューベルトの姿を見事に表出してくれました。後半は“MAROワールド”初、円熟期を代表する傑作のひとつ、八重奏曲をお楽しみいただきます。
プログラム

シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114, D667 “ます”

********** 休憩 **********

シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D803

プロフィール

篠崎“まろ”史紀(ヴァイオリン)

愛称 “まろ”。NHK交響楽団第1コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。現在、NHK「クラシック音楽館」に案内人MAROとして出演している。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。14年、第34回有馬賞受賞。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。桐朋学園大学及び東京藝術大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。

大江 馨(ヴァイオリン)

1994年仙台市生まれ。5歳よりヴァイオリンをはじめ、桐朋学園大学ソリストディプロマコース、慶應義塾大学法学部を経て、現在ドイツのクロンベルクアカデミーにてクリスチャン・テツラフに師事。2013年第82回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、黒柳賞、レウカディア賞、鷲見賞、全部門を通じて最も印象的な演奏に対し贈られる増沢賞を受賞。ほか受賞歴は、第63回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位、第6回横浜国際音楽コンクール第1位、第14回日本演奏家コンクール第1位併せて文部科学大臣賞。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2013第1位。平成26年度横浜文化賞芸術・文化奨励賞を受賞。

鈴木 学(ヴィオラ)

東京都交響楽団ソロ首席奏者。桐朋学園大学音楽学部(ヴァイオリン)卒業。同大学研究科(ヴィオラ)修了後、DAAD奨学生として
ハンブルク国立音楽大学に留学。93年リンツ・ブルックナー管弦楽団首席ヴィオラ奏者に就任。04年に帰国、東京都交響楽団に首席ヴィオラ奏者として入団。ルツェルン、サンタフェ音楽祭等数々の音楽祭に招かれるなど国際的活躍を続けている一方、E・ブロッホ、I.エロードのヴィオラ協奏曲を日本初演するなどヴィオラ作品を日本に紹介する活動も積極的に行っている。インディアナ大学にてマスタークラス、桐朋学園オーケストラアカデミー、ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン等にて後進の指導にも精力的にあたっている。

伊東 裕(チェロ)

奈良県生駒市出身。6歳よりチェロを始める。日本演奏家コンクール小学生部門第1位、およびグランプリ受賞。泉の森ジュニアチェロコンクール小学生部門及び中学生部門金賞。大阪国際音楽コンクール中学生部門第1位、及びジャーナリスト賞、大阪府知事賞受賞。日本音楽コンクール チェロ部門第1位、及び徳永賞受賞。藝大にて福島賞、安宅賞、アカンサス賞受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。平成26年度青山財団奨学生。東京藝術大学器楽科を首席で卒業。同大学音楽研究科修士課程を経て、現在ザルツブルク・モーツァルテウム大学に留学中。王子ホールレジデント「ステラ・トリオ」メンバーである。昨年、「葵トリオ」のメンバーとしてミュンヘン国際音楽コンクールにて第1位受賞の快挙を遂げる。

池松 宏(コントラバス)

1964年ブラジル生まれ。19歳よりコントラバスを始める。桐朋学園大学卒業。 NHK交響楽団首席を経て、2006年家族と共にニュージーランドに移住しニュージーランド交響楽団首席。14年帰国、現在東京都交響楽団首席奏者。これまでに6枚のソロ・アルバムをリリース。紀尾井ホール室内管弦楽団、東京アンサンブル、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。後進の指導にも力を入れており、東京芸術大学准教授、国立音楽大学客員教授を務める。またドイツ、イギリス、ポーランド、オーストラリア、中国など海外のコンクール、音楽祭や音楽大学に招かれマスタークラスを行っている。渓流釣りが趣味で13年ニュージーランド・ナショナル・フライフィッシング・ペア大会優勝。

松本健司(クラリネット)

NHK交響楽団首席奏者。東京都立芸術高校、国立音楽大学を経て1993年にパリ国立高等音楽院クラリネット科に入学、97年に“レオン・ルブラン特別賞”を得て卒業。98年、同音楽院室内楽科を卒業し、本格的な演奏活動を始める。第6回日本木管コンクール、第4回日本クラリネットコンクール、第22回トゥーロン国際音楽コンクール等で上位入賞後、2002年にN響に入団。現在、N響木管奏者との「トリオ・サンクァンシュ」、室内オーケストラ「ARCUS」のメンバーとしても活発な演奏活動をする他、東京音楽大学兼任准教授、洗足学園音楽大学教授、国立音楽大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。

鈴木一成(ファゴット)

三重県出身。2009年愛知県立芸術大学卒業。第40回卒業演奏会出演。11年桐朋学園大学研究生修了。第147回日演連主催新人演奏会出演、中日賞受賞。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。第30、33回日本管打楽器コンクールファゴット部門入選。第13回東京音楽コンクール木管部門第1位。第29回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門第1位、ならびに兵庫県知事賞受賞。第1回日本ファゴットコンクール第2位。ソリストとして名古屋フィル、神奈川フィル、新日本フィル、東京フィルと共演。新日本フィルハーモニー交響楽団の契約団員を1年間務め、13年5月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団、15年4月よりTHE ORCHESTRA JAPAN各首席ファゴット奏者。木管五重奏団Ensemble Le Creusetメンバー。

日高 剛(ホルン)

宮崎市出身。1990年長崎大学経済学部に入学。卒業後、東京藝術大学にてホルンを学ぶ。96年よりオランダ・マーストリヒト音楽院に留学。帰国後、2000年広島交響楽団に入団。その後、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団ホルン奏者を歴任した。音楽と美術のコラボレーション、アウトリーチなど多彩な演奏活動を行う。また、ロサンゼルス、オランダ・マーストリヒト、フィンランド・シベリウス音楽院、台湾にてリサイタルやマスタークラスを開催した。ホルンアンサンブル「つの笛集団」、The Horn Quartet、Tokyo G Brassメンバー。霧島国際音楽祭、木曽音楽祭に参加。現在、東京藝術大学准教授、国立音楽大学講師、日本センチュリー交響楽団首席客演奏者。

入江一雄(ピアノ)

埼玉県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学・同大学院を首席で卒業・修了。在学時にアリアドネ・ムジカ賞、アカンサス音楽賞、同声会賞、大賀典雄賞、三菱地所賞、クロイツァー賞、大学院アカンサス音楽賞各賞受賞のほか、明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽奨学生に選出される。東京藝大シンフォニーオーケストラ・ドイツ公演(Young Euro Classic)ではソリストとして同行し、細川俊夫作曲「沈黙の海」を協演した。2008年、第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。併せて野村賞、井口賞、河合賞、岩谷賞(聴衆賞)受賞。同コンクール入賞を機に演奏活動を開始し、ソロだけでなく国内主要オーケストラとの共演や室内楽・アンサンブル等多岐に渡る。12/13年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション、15年度文化庁(新進芸術家海外研修制度)より助成を受け、モスクワ音楽院研究科に在籍。エリソ・ヴィルサラーゼに指導を受け、16年7月帰国。現在東京藝術大学室内楽科非常勤講師。王子ホールレジデント「ステラ・トリオ」メンバー。