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Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol.26
“メンデルスゾーン”  by 篠崎“まろ”史紀
~ピアノ三重奏の夕べ~

2015年918日(金) 19:00開演

全席指定 7,000

完売
2015年4月25日(土)

篠崎史紀(ヴァイオリン)
伊東 裕(チェロ)
清水和音(ピアノ)

特別協力:株式会社 ヨックモック

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをおおくりするシリーズの第26回は、メンデルスゾーンが初登場。19世紀音楽界に於いて多大な業績と影響力を持ちながら38歳でこの世を去ったドイツ・ロマン派の作曲家メンデルスゾーンの多才な作品の中から、名作の誉れ高い2つのピアノ三重奏曲、シューマンに「ベートーヴェン以来、もっとも偉大なピアノ三重奏曲」と言わしめた第1番と、更に重厚感を増した最晩年の第2番を、名手、清水和音のピアノと美しい音色が際立つチェロの新星、伊東 裕と共におおくりします。
プログラム

メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49
        :ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 Op.66

プロフィール

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称 "まろ"。NHK交響楽団第1コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。 14年、N響入団以来、コンサートマスターとして長年にわたり活躍し同団の声価を高めた貢献に対し、第34回有馬賞を受賞した。

伊東 裕(チェロ)

奈良県生駒市出身。6歳よりチェロを始める。日本演奏家コンクール小学生部門第1位、およびグランプリ受賞。泉の森ジュニアチェロコンクール小学生部門及び中学生部門金賞。大阪国際音楽コ ンクール中学生部門第1位、及びジャーナリスト賞、大阪府知事賞受賞。日本音楽コンクール チェロ部門第1位、及び徳永賞受賞。これまでに長岡京室内アンサンブル、関西フィル、日本センチュリー交響楽団、神戸市室内合奏団、芸大フィル他オーケストラと協演。小澤国際室内楽アカデミー、音楽塾オーケストラ、また中之島国際音楽祭、いこま国際音楽祭、武生国際音楽祭、ムジークフェストなら、北九州国際音楽祭等に参加。芸大にて福島賞、安宅賞、アカンサス賞受賞。サントリーホール室内楽アカデミー第3期フェロー。平成26年度青山財団奨学生。これまでに斎藤建寛、向山佳絵子、山崎伸子、中木健二各氏に師事。フィリップ・ミュレール、フランス・ヘルメルソン、アルト・ノラス、ダヴィット・ゲリンガス、グスタフ・リビニウス各氏のマスタークラスを受講。東京藝術大学器楽科を首席で卒業。現在同大学音楽研究科修士課程に在学中。


清水和音(ピアノ)

ジュネーブ音楽院にてルイ・ヒルトブランに師事。1981年、弱冠20歳でロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。これまでに、国内外の数々の著名オーケストラ・指揮者と共演し、広く活躍している。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。95年から2年にわたり行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価され、ライブ録音がリリースされている。2004年からはショパンの全曲録音を開始するなど、CDも多数リリース、各誌で絶賛されている。11年8月には、デビュー30周年を記念して、愛してやまないラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏すると言う快挙を成し遂げ、今もなお第一級のピアニストであることを証明した。現在、東京音楽大学教授。