ojihall


Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol.21
“ブラームス Part.III” by 篠崎“まろ”史紀

2013年923日(月・祝) 16:00開演

全席指定 6,500

完売
2013年5月25日(土

篠崎史紀(ヴァイオリン)
佐々木 亮(ヴィオラ)
上森祥平(チェロ)
清水和音(ピアノ)

特別協力:株式会社 ヨックモック

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る音楽の社交場、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして“まろ”が楽しいひとときをおおくりするシリーズの第21回は、ブラームスPart.Ⅲです。プログラムは、極めて初期に当たる20代に作曲されたスケルツォとピアノ三重奏曲 第1番、円熟期を迎えた40代の作品であるピアノ四重奏曲 第3番。3年ぶりに名手、清水和音を迎えておおくりする、ロマン派ブラームスの魅力を味わって頂く室内楽の夕べです。

プログラム

ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタより)
     :ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8
     :ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60

プロフィール

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称 "まろ"。NHK交響楽団コンサートマスター。北九州市小倉出身。1963年、両親共にプロの幼児教育者の家に生まれ、3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加。高校まで地元で過ごし卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として、国内外で活躍中。96年より東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督、2009年よりiiichikoグランシアタジュニアオーケストラの芸術監督を務める他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。最新CDは、馥郁たる香りがするヴァイオリン小品集「薔薇の騎士」。ヴァイオリン・ピアノ楽譜集「MARO’s Palette」(監修)、エッセイ「ルフトパウゼ ウィーンの風に吹かれて」が出版されている。現在、桐朋学園大学非常勤講師、昭和音楽大学客員教授。

佐々木 亮(ヴィオラ)

NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨーク、ジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。


上森祥平(チェロ)

東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。同大学院音楽研究科を経てベルリン芸術大学に留学。2005年に国家演奏家資格を得て帰国。藝大在学中に第66回日本音楽コンクール第1位、併せて「松下賞」受賞。1998年、安宅賞受賞。99年、デビュー・リサイタルを開催。04年、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲連続演奏会(08年より毎年開催)に続き、05~08年、ドイツ三大Bチェロ作品全曲演奏会を成功させる。現在、ソロ、室内楽、主要オーケストラへの首席客演の他、今年から東京藝術大学における後進の指導を再開。京都市芸術文化特別奨励者及び京都府文化賞奨励賞受賞。

清水和音(ピアノ)

1981年、弱冠20歳でパリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門で優勝、あわせてリサイタル賞を受賞。82年、NHK交響楽団と初共演、また、デビュー・リサイタルを開き高い評価を得た。その後国内外の著名なオーケストラ、指揮者と多数共演。95年から2年にわたって行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲演奏会はその完成度を新聞紙上で高く評価され、ライヴ録音がリリースされている。04年からショパンの全曲録音を開始、これまでにオクタビア・レコードから5枚のCDをリリース。06年にゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管と共演。05年、07年と、NHK響を指揮するアシュケナージと共演、最大級の賛辞を贈られ、シドニー交響楽団定期演奏会での共演を果たす。