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Concert  コンサート情報

イアン・ボストリッジ

2012年114日(土) 16:00開演

全席指定 10,000
当公演は2011年3月29日に東日本大震災の影響で中止となりましたコンサートの振替公演です。

完売
2011年9月24日(土)10:00発売

(c)EMI Classics

イアン・ボストリッジ(テノール)
グレアム・ジョンソン(ピアノ)

2008年秋、王子ホールに初登場したボストリッジは、ブリテンのシリアスな歌曲集と、コール・ポーター、ノエル・カワード、クルト・ワイルのキャバレーソングで構成したプログラムで濃密な世界を築きあげました。当夜のプログラムは彼にとってもちょっとした冒険であったようですが、そこでできた聴衆との確固たる信頼と尊敬が今回のアイデアに繋がったようです。今回は、前半に静謐なバロックの名歌を配し、高音域の声を聴いて頂きます。後半はシューベルトのゲーテの詩による歌曲を彼独自のストーリーを想定して構成、皆さまを心の旅にお連れします。
プログラム

パーセル/ティペット:~歌劇「エディプス王」 より ひとときの音楽
パーセル/ブリテン:女王に捧げる哀歌 ~レスビアよ、無駄なことだ~
J.S.バッハ/ブリテン:5つの宗教的歌曲
 思え、わが心よ BWV509
 来たれ、魂たちよ、この日は BWV479
 いと尊きイエスよ BWV484
 甘き死よ、来たれ BWV478
 御身は我がかたわらに BWV508
ハイドン:英語によるカンツォネッタ集 より
 満足
 船乗りの歌
 彼女は決して恋について話さない
 さすらい人
 誠実

********** 休憩 **********

シューベルト:ゲーテの詩による歌曲 より
 月に寄す(第1作) D259
 恋人のそばに Op.5-2, D162
 夜の歌 D119
 恋する者のさまざまな姿 D558
 海の静けさ Op.3-2, D216
 湖上で Op.92-2, D543
 ミニョンに Op.19-2, D161
 最初の喪失 Op.5-4, D226
 ガニュメート Op.19-3, D544
 ミューズの子 Op.92-1, D764
 月に寄す(第2作) D296

プロフィール

(c)Shelia Rock

イアン・ボストリッジ(テノール)

オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジで歴史学の博士課程を修了後、本格的に歌手としてのキャリアをスタートさせた。これまでに世界中の主要なホールでのリサイタルをはじめ、エディンバラ、ミュンヘン、ウィーン、オールドバラ、シューベルティアーデなどの音楽祭にも出演している。2003~04年、アムステルダム・コンセルトへボウのカルテ・ブランシュ・シリーズに出演。05~06年カーネギー・ホール、08年ロンドンのバービカンにて、自らのシリーズを開催している。CD録音では、EMIクラシックスと専属契約を結び、シューベルトやシューマンの歌曲集を皮切りに、歌曲、オペラ、カンタータなど多岐にわたる録音を残している。2001年にオックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジの名誉学士、また03年にはセント・アンドリュース大学の名誉音楽博士を与えられている。04年には大英帝国勲章のひとつであるCBE(Commander Order of British Empire)を叙任された。

グレアム・ジョンソン(ピアノ)

1950年ローデシア(現ジンバブエ)に生まれ、ロンドン・ロイヤル音楽アカデミーとギルドホール音楽演劇アカデミーで学ぶ。72年ウィグモア・ホールでデビュー、マルティングスのマスター・クラスでピーター・ピアーズの伴奏を務めて以来、ピアーズと共演をし続け75年にはシュワツコップの伴奏も務めた。76年にはジェラルド・ムーアの後援を得、ソプラノのF.ロット、メゾ・ソプラノのA.マレイ、テノールのA.R.ジョンソン、バスのR.ジャクソンらと演奏団体“Songmaker's Almanac(歌曲作曲名鑑)”を結成し、ロンドンを中心に公演活動を繰り広げている。ほかにもBBC放送のラジオ・テレビの解説者を務めながら世界各地の音楽祭に出演を続けている。