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Concert  コンサート情報

ミッシャ・マイスキー

2004年1210日(金) 19:00開演

全席指定 9,000

ミッシャ・マイスキー

ミッシャ・マイスキー(チェロ)
パーヴェル・ギリロフ(ピアノ)

おなじみミッシャ・マイスキーによるリサイタル。今回はオール・ロシア・プログラム。前半はロシアの歌曲集チェロ版を演奏、後半はラフマニノフのチェロ・ソナタをお届けする。当ホールを知り尽くした彼ならではのピアニッシモから、歌心あふれる熱き魂まで全てを聴かせてくれることだろう。

プログラム

オール・ロシア・プログラムの夕べ

『ロシア歌曲集』
グリンカ:
  ひばり
  あなたと一緒ならどんなにか素晴らしい
  むだに誘いをかけないで
  すばらしい時を覚えている
チャイコフスキー:
  子守歌 Op. 16-1
  狂おしい夜 Op. 60-6
  夜 Op. 60-9
  それは早春のことだった Op. 38-2
リムスキー=コルサコフ:
  たなびく雲は薄くなり Op. 42-3
  ニンフ Op. 56-1
  ばらのとりこになった夜鳴うぐいす Op. 2-2

**********休憩**********

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19

プロフィール
ミッシャ・マイスキー(チェロ)

ミッシャ・マイスキー(チェロ)

1948年現ラトヴィア共和国のリガに生まれる。66年チャイコフスキー国際コンクールに入賞し、モスクワ高等音楽院でロストロポーヴィチに師事した。73年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールに優勝した後、ウィリアム・スタインバーグ指揮ピッツバーグ響と共演し、ニューヨークのカーネギーホールにデビューした。74年伝説的チェリスト、ピアティゴルスキーとロストロポーヴィチの両巨匠に師事した唯一のチェリストとなった。現在はベルギーに居を構えている。以来30年余りにわたってアメリカ、ヨーロッパの一流オーケストラ及び著名室内楽奏者たちとの数多くの共演により、国際的な名声を確立しており、リサイタル、国内・外来オケとの共演、別府アルゲリッチ音楽祭等の多岐にわたった活動で日本の聴衆に最も身近な外人チェリストになっている。最近は室内楽にも熱意を注いでおり、アルゲリッチをはじめクレーメル、ヴェンゲーロフ、バシュメットと共に恒常的にヨーロッパ中で公演を行っており、アシュケナージ、ルプー、ピーター・ゼルキン、ネルソン・フレイレ、セルジオ・ティエンポなどとも室内楽コンサートを行っている。CDもドイツ・グラモフォンより数多くリリース、昨年は日本レコード・アカデミー賞を2部門で獲得するなどいずれも高く評価されている。

パーヴェル・ギリロフ

パーヴェル・ギリロフ(ピアノ)

1950年旧ソ連ドニエツクに生まれる。62年、D. カバレフスキーにその才能を発見され、レニングラード音楽院に入学、M. ハルフィンに師事し、73年、最優秀の成績で卒業。72年、モスクワ・ピアノ・コンクールで優勝したのを皮切りに、ソリストとしての活動を始め、75年ショパン国際コンクール、76年ルヴォフ全ソ室内楽コンクール、全国同盟室内楽コンクールに入賞、78年にはヴィオッティ国際コンクールで優勝し、注目を浴びる。その後レニングラード・フィル、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、ポーランド放送交響楽団、ウィーン交響楽団、ベルリン・フィル室内管などのオーケストラとW. ロヴィツキ、A. ヤンソンス、J. マクシミウク、V. ゲルギエフなどの指揮のもとで共演し、ザルツブルク、ベルリン芸術週間他の各国際音楽祭にも多数出演、ヨーロッパはもとよりアメリカ、南米、オーストラリア、韓国でも活躍。わが国へは84年の横浜市招待国際ピアノ演奏会で初来日、ミッシャ・マイスキー、ドミトリー・シトコヴェツキーとのデュオでも注目されている。CDはドイツ・グラモフォン、RCAビクターや東芝EMI等からリリース、また彼の為に作曲されたコンチェルトの初演も多数。83年よりケルン国立音楽院教授も務める。