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Concert  コンサート情報

MAROワールド Vol. 2 “モーツァルト” by 篠崎“まろ”史紀

2004年1030日(火) 19:00開演

全席指定 5,000

MAROワールド Vol. 2

篠崎史紀(ヴァイオリン)
伝田正秀(ヴァイオリン)
鈴木康浩(ヴィオラ)
伝田正則(チェロ)
市川雅典(コントラバス)
阿部 麿(ホルン)
猶井正幸(ホルン)
水と油(マイム集団)

王子ホールが、“まろ”の愛称で親しまれているN響コンサートマスター、篠崎史紀と創る「大人の社交場」、“MAROワールド”。毎回ひとりの作曲家をテーマにして、エンターテイナー“まろ”が楽しいひとときをお贈りします。シリーズ第2回目は、立体的な多面性を持つ、まるでカラフルなルービック・キューブのような天才モーツァルト。“MAROワールド”では、その立方体の魅力を表すために、“まろ”率いる若手俊英演奏家が話題のパントマイム集団“水と油”の4人と一体となってモーツァルトを体現していきます。自身、パントマイムが大好きで、パントマイムのための音楽を15曲作曲していたモーツァルト。今回、その中の現存する希少な1曲、K.446を元々の形、弦楽五重奏版で演奏、皆様と天上のモーツァルトに捧げます。この機会をどうぞお見逃しなく!

 

◇水と油メンバーのじゅんじゅん(高橋 淳)の出演が見合わされることとなりました。本人からのメッセージが届いております:

 

こんにちは。水と油・じゅんじゅんです。

このたび腰痛の悪化にともない、「水と油」の活動における出演を年内いっぱい休ませていただくことになりました。MAROワールドvol.2に関しましては、演出面での参加ということで手術及び治療に専念いたします。作品中では出演できませんが、トークショーには出演し作品について皆様にお話いたしたいと考えております。

観客の皆様、関係者の皆様には多大なる御迷惑、御心配をおかけしますが、よろしくお願いします。

プログラム

モーツァルト:パントマイムのための音楽
         「パンタロンとコロンビーネ」 K. 446 (弦楽五重奏版)

**********休憩**********

モーツァルト:ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K. 334
トーク・ショー(まろ & 水と油)

プロフィール
篠崎史紀(ヴァイオリン)

篠崎史紀(ヴァイオリン)

愛称“まろ”。NHK交響楽団第一コンサートマスター。ステージに立った瞬間に空気が変わる、華がある人である。「完璧なテクニックと優雅にしてパッション溢れる音色」と称される演奏と、自然なサービス精神が聴く人の心を掴むエンターテイナー。“まろ”の周りにはジャンルや年齢を越えて人が集う。1963年、北九州小倉出身。両親共にプロの幼児教育者の家に生まれる。3歳より父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受け、好きな武道も続けながら高校まで地元で過ごす。15歳の時に、毎日学生音楽コンクール全国第1位受賞。16歳で単身3ヶ月のザルツブルク夏期講習に参加し、高校卒業と同時に8年間に及ぶウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。88年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経、97年、34歳という異例の若さでNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、“N響の顔”として、ソリスト、室内楽奏者として、指導者として、国内外で活躍中。96年から東京ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を続けている他、WHO評議会委員を務め、そのコンサートにも熱心に取り組んでいる。又、音楽的信頼関係から“教授”こと坂本龍一の数々のユニットに参加している。

伝田正秀(ヴァイオリン)

伝田正秀(ヴァイオリン)

3歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始める。ウィーン国立音楽大学、ウィーン市立音楽院室内楽科に留学。昨年末にウィーン留学から帰国後、月1回のリサイタルを中心に活動を始めている。日本クラシック音楽コンクール全部門グランプリ。全日本学生音楽コンクール全国1位。JILAコンクール1位。日本音楽コンクール2位などを受賞。

鈴木康浩(ヴィオラ)

鈴木康浩(ヴィオラ)

5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学卒業後ヴィオラに転向。2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積み、その後ベルリン・フィルの契約団員となる。第47回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位。第9回クラシック・コンクール全国大会ヴィオラ部門第2位(1位なし)。第12回宝塚ヴェガ・コンクール弦楽部門第1位他受賞多数。室内楽、オーケストラの多方面にて活躍中。

市川雅典(コントラバス)

市川雅典(コントラバス)

18歳よりコントラバスを学ぶ。1994年桐朋学園大学音楽部卒業。95年同大学研究科を経てNHK交響楽団に入団。現在N響での活動の他に室内楽の分野でも活躍中。コントラバスを西田直文、小野寺 充、佐々木 等、溝入敬三に師事。カナダでゲーリー・カーにも師事している。ソリストとして桐朋学園オーケストラと協奏曲を共演。

阿部 麿(ホルン)

阿部 麿(ホルン)

国立音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科修了。第17回日本管打楽器コンクール最高位、第71回日本音楽コンクール第1位入賞。ソリストとして東京交響楽団、新日本フィルハーモニー管弦楽団などと共演。これまでに安原正幸、山岸 博、猶井正幸、水野信行に師事。2000年よりサイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。現在、国立音楽大学及び同付属高校非常勤講師。

猶井正幸(ホルン)

猶井正幸(ホルン)

桐朋学園大学卒業。同大学にて千葉 馨に師事。1973年東京交響楽団に入団。75年より旧西ドイツ国立ケルン音楽大学に留学。エーリッヒ・ペンツェルに師事する。88年帰国まで、ボン・ベートーヴェンハレ管弦楽団などドイツのオーケストラで活躍。88~99年大阪フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者を務め、現在桐朋学園大学助教授。サイトウ・キネン・オーケストラ、ロニー金管五重奏団、いずみシンフォニエッタのメンバー。

水と油(マイム集団)

じゅんじゅん(高橋 淳)ももこん(藤田桃子)おのでらん(小野寺修二)の3人により、1995年12月に結成。マイムを基盤としながらも従来のスタイルに飽き足らないものを感じ、既存のマイムのイメージから次第に離れていくようになる。一切の台詞を廃し、幻想的なシーンからシニカルな笑いを散りばめながら日常生活の裏側へ観客を引き込むようなその作品は、独自のスタイルで毎回確実に評価を集め、観客動員数を増やし続けている。98年より須賀令奈が加わり、現在に至る。作品「見えない男」は、2000年12月、東京都千年文化芸術祭優秀作品賞、01年8月エディンバラフェスティバル・フリンジにてスコットランド新聞社ヘラルド新聞よりヘラルド・エンジェル賞受賞。03年朝日舞台芸術賞寺山修司賞、キリンダンスサポート受賞。

オフィシャルHP Performance Theater 水と油:http://www.mizutoabura.com/

おのでらん(小野寺修二)

おのでらん(小野寺修二)

北海道生まれ。数々の演劇活動の後、マイムの世界へ。日本マイム研究所在所中にアジアマイムフェスティバル等に出演。彼の演技に吸い込まれる観客も少なくない。

じゅんじゅん(高橋 淳)

じゅんじゅん(高橋 淳)

神奈川県生まれ。学生時代からマイムを始め、その後ダンスの活動も開始。ソロ作品や、岩淵多喜子、伊藤キムらのダンス公演にも多数出演。独特な身体の動きで多くの観客を魅了する。

ももこん(藤田桃子)

ももこん(藤田桃子)

岡山県生まれ。幼少より音楽を学び、音楽活動の傍ら、日本マイム研究所入所。彼女が見せるシニカルな表情は、不思議と見るものを魅了する。

すがぽん(須賀令奈)

すがぽん(須賀令奈)

東京都生まれ。日本マイム研究所在所中より数々の公演、イベントに参加。コミカルな演技に定評があり、子供から若い女性まで、人気者。2003年11月、東京都江戸川区より文化奨励賞受賞。