ナタリー・シュトゥッツマン（コントラルト）

パリに生まれ、ソプラノ歌手である母にトレーニングを受けた。1983年パリ・オペラ座音楽学校に入学、ハンス・ホッターにドイツ・リートを学んだほか、ピアノ、ファゴット、室内楽の学位を首席で取得。早くから頭角を現し、歌曲、宗教曲、とりわけバロック・オペラの分野で注目を集める。シャンゼリゼ劇場、カーネギーホール、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ミラノ・スカラ座、ベルリン・フィルハーモニーなど世界の桧舞台で、一流オーケストラ、指揮者とのコンサート、オペラ、リサイタルに活躍。録音も『シューマン：歌曲集』や小沢征爾による『マーラー：交響曲第2番』をはじめ50枚以上リリースし、数々の賞を受賞している。1996年フランス共和国芸術文化勲章受賞。

オフィシャルHP　http://www.nathaliestutzmann.com/

インゲル・ゼーデルグレン（ピアノ）

スウェーデン出身のピアニスト。1973年にストックホルムのロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックからの奨学金を得てフランスに渡り、ナディア・ブーランジェ、イヴォンヌ・ルフェッブールに師事。現在はパリを本拠にヨーロッパで活躍している。シュトゥッツマンとは1994年からコンビを組み、コンサート、ＣＤ録音等で、卓越した伴奏を行っている。