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Concert  コンサート情報

エマ・カークビー&ヤコブ・リンドベルイ

2007年216日(金) 19:00開演

全席指定 6,000

エマ・カークビー(ソプラノ)
ヤコブ・リンドベルイ(リュート)

まさに声とリュートのために歌い継がれてきた16世紀から17世紀イギリスの古歌を名唱で聴く一夜。匂い立つような気品、変わらぬ美しさ。巧みなリュート に乗せて彼女の清澄な声が古の人々の息吹、喜び、悲しみを語りかけてきます。銀色の川に身を委ねて優しく静かな至福の時を。
プログラム

 

静かに流れよ、銀色の川よ(イギリスのリュート・ソング)

フィリップ・ロセター(1567頃-1623):恋人よ、もう一度
トマス・キャンピオン(1567-1620):地下の暗闇へ帰らなくてはならないとき
トマス・モーリー(1577-1603頃):来なさい、悲しみよ
                   :ティルシスとミラ
ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):アルマン―ファンタジーア
アルフォンソ・フェラボスコ(1574頃-1628):やはりやめよう、こんな悲しい別れのキスは
                         :礼儀正しい騎士たち
ロバート・ジョンソン:先へ進んでいくと
ジョン・ダウランド(1563-1626):プレリュード―ファンタジーア
                  :去れ、澄んだ涙よ
                  :ぼくの悲しみに耳を貸してくれ
                  :愛を求めるのがいいか、慈悲を願うのがいいか?

***************休憩***************

ジョン・ダニエル(1564-1626頃):なぜあなたは
                   :時よ、残酷な時よ
ロバート・ジョーンズ(1597-1615活躍):欲する者は
ダニエル・バチェラー(1574頃-1610後):若い娘
ヘンリー・ローズ(1596-1662):あなたか私か
                  :静かに流れよ、銀色の川よ
ウィリアム・ローズ(1602-1645):なぜそんなに青ざめているのか、優しい恋人よ
ヘンリー・ローズ:食卓
アルフォンソ・ベイルス(1635没):クロリスはため息をつき、歌い、泣いた
カスバート・ヒリー(1620-1648活躍) :ファンタジーア―サラバンド
ジョージ・ジェフリーズ:情けをかけてくれ、悲しみよ、私は報いられない
ジョン・ヒルトン(1599-1657):父なる神への讃歌

プロフィール

エマ・カークビー(ソプラノ)

エマ・カークビーは、オクスフォード大学で古典文学を中心とする古典学を修めた後、アマチュアとして聖歌隊や小さいグルー プで教えながら歌っていた。1971年からタヴァナー合唱団のメンバーとして活動、73年にコンソート・オブ・ミュージックとの長いつきあいが始まる。コ ンソート・オブ・ミュージックおよびアカデミー・オブ・エンシェントミュージックとのレコーディングに参加。当時、ほとんどの大学出のソプラノ歌手は古楽 器に適した音の追求に関心がなかったため、カークビーはロンドンでジェシカ・キャッシュ、同僚の歌手や楽器奏者の大きな協力を得て独自の道を進み始める。 今日までに出したレコードとCDは、100枚を超え、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのセクエンツィアからイタリア・イギリスのルネサンス・マドリガル、 バロックのカンタータやオラトリオ、モーツァルトやハイドンの作品までと多彩であり、常に注目の的になってきた。最近のCDとしては、ヘンデルの新発見の 「グローリア」の世界初録音が話題となった。

ヤコブ・リンドベルイ(リュート)

14歳のときヨーアン・ロービーに弟子入りし、リュートを習う。ストックホルム大学で音楽を専攻した後、ロンドンのロイヤ ル・カレッジ・オブ・ミュージックに留学。そこでダイアナ・ポウルトンのもとリュートを究めた。レコーディングも多く、ダウランドのリュート独奏曲全曲を はじめ多くはCD初録音である。また、バッハのリュート独奏曲の録音は高い評価を受けている。テオルボとアーチリュートによる通奏低音奏者としても活発な 活動を行ない、主要な古楽オーケストラや合唱団との共演を重ねている。1995年にドロットニングホルム宮廷劇場でのスウェーデン王立歌劇場によるパーセ ルの「ダイドーとエネアス」公演で音楽監督アンドルー・パロットのアシスタントを務め、97年には同劇場で自らキタローネを演奏しながら指揮したヤコポ・ ペーリの「エウリディーチェ」で絶賛を浴びる。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック教授。使用楽器はシクストゥス・ラウヴォルフ作の10弦 ルネサンスリュート(アウグスブルク、1590年頃)。

オフィシャルHP http://www.musicamano.com/