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Concert  コンサート情報

《バロック・ライヴ劇場》第9回公演
ラケル・アンドゥエサ&ラ・ガラニア
~モンテヴェルディ&フレンズ~

2018年1211日(火) 19:00開演

全席指定 6,500

2018年7月21日(土)
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ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)

ラ・ガラニア(古楽アンサンブル)
 パブロ・プリエト(ヴァイオリン)
 ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
 ピエール・ピツル(バロック・ギター)
 ダビド・マヨラル(パーカッション)

一度聴いたら忘れられない魅惑の声・・・。スペインの歌姫ラケル・アンドゥエサが自身のアンサンブル、ラ・ガラニアを従えてバロック・ライヴ劇場に再登場。イタリアで高い人気を誇っていた作曲家モンテヴェルディとその周辺の作曲家たちに焦点を当て、16世紀から17世紀にかけての狂おしき艶やかな情念が渦巻く世界へ再び皆さまをお連れします。
プログラム

メールラ:聴いてごらん、歌をひとつ
モンテヴェルディ:私を憎んでいたのなら マドリガーレ集 第9巻より
カヴァッリ:おいでなさい、この胸へ (オペラ「ロジンダ」より 第3幕 第5場)
カプスベルガー:トッカータ・アルペッジャータ *
作者不詳:ひどいお女(ひと)だ
アングレジ:ただ一度の口づけで
モンテヴェルディ:いのちを棄ててしまいたい
ヴァルダムブリニ:カポーナ *
モンテヴェルディ:安らかにみな忘れ
カペッリーニ:心に喜びが欲しい者は
モンテヴェルディ:これほどにも甘美な苦悩が
作者不詳:ベルガマスカ *
メールラ:愛の翼にのせて

*器楽のみ

 

※本公演には休憩がありません

プロフィール

(c)Michal Novak

ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)

スペイン生まれ。スペイン・ナバラ州とロンドン市から奨学金を得てロンドン・ギルドホール音楽演劇学校で学ぶ。学士号を取得。リチャード・レヴィット門下に学ぶ。ソリストとしてEU各都市の主要なフェスティバルやホールで活躍。2012年には、ニューヨークのカーネギーホールやBBCプロムスへ出演。これまでにカサド、クリスティ、E.モレーノ、C.デイヴィスなど著名な指揮者と共演。その魅力的な歌声は映画やTV、ブランドLOEWEのCMにも起用される。CD「くるおしきスペイン17世紀の歌(Yo soy la locura)」がフェストクラシカ2011賞を贈られた。

ラ・ガラニア(古楽アンサンブル)

2010年にアンドゥエサとバエナによって立ちあげられた、17~18世紀のバロック音楽を専門とする古楽グループ。詳細な歴史考証に基づいた演奏に定評がある。パンプローナ大聖堂でのペルゴレージ《スターバト・マーテル》デビュー公演以来、世界的な劇場や音楽祭に多数出演している。メンバーはアル・アイレ・エスパニョールやラルペッジャータ等の有名グループにも参加。2011年からこれまでに「Yo soy la locura」、「Alma mia」、「Pegaso」「Yo soy la locura 2」をリリースし、熱狂的な支持を得ている。

パブロ・プリエト(バロック・ヴァイオリン)

ムルシア音楽院でモダン・ヴァイオリンと室内楽を優秀な成績で卒業した後、ザラゴサ高等音楽院で最高位の学位を取得。その後もミハエル・コペルマン、エミリオ・モレーノ、イルムガルト・シャラー、ヤープ・シュレーダー、エンリコ・ガッティなど、著名なヴァイオリニストに師事し続けた。アル・アイレ・エスパニョール、フォルマ・アンティクヴァなど主要なスペインのオーケストラ、古楽アンサンブルで活躍。1993年から活動している「閣下の楽師たち」(ロス・ムシコス・デ・ス・アルテーサ)のメンバーとして、1996年ファン・ヴァセナール国際古楽コンクールで第2位入賞。スペインの古楽グループ、ラ・テンペスタのメンバーでもあり、ハイドンのロンドン交響曲全12曲を録音している。

ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)

エステパ生まれのテオルボ奏者。セビリャ高等音楽院でギリェルモ・ペニャルベル、フアン・カルロス・リベラに師事。その後ハーグ王立音楽院に進み、2002年にディプロマを取得。これまでにアル・アイレ・エスパニョール、プリヴァーテ・ムジケなどスペインのアンサンブルと数多く共演しており、著名な音楽祭へも多数出演している。フランス・ブリュッヘン、ポール・マクリーシュなどの有名指揮者やマグダレーナ・コジェナー、ヌリア・リアルなどとも共演し、2003年にはラケル・アンドゥエサと17世紀のイタリア音楽に特化したデュオを結成。ハルモニア・ムンディやドイツ・グラモフォンの他、自身のレーベル「アニマ・エ・コルポ」からCDをリリースし高い評価を得ている。


(c)Michal Novak

ピエール・ピツル(バロック・ギター)

ウィーン国立音楽大学でヴァルター・ヴュルディンガーにギターとリュートを学ぶ。その後、バーゼル・スコラ・カントルムでユルゲン・ヒュープシャー、オイゲン・ミュラー・ドンボワ、ホプキンソン・スミスにリュートを学ぶ。またヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーラント・クイケン、クリストフ・コワンに師事。ソリストや伴奏者として数々のアンサンブルと共演している。現在、ウィーン国立音楽大学でヴィオラ・ダ・ガンバを教えている。

ダビド・マヨラル(パーカッション)

1973年マドリード生まれ。アントニオ・ソレール音楽院でピアノと教育学を学んだ。その後、ペドロ・エステヴァンに伝統的で東洋的なパーカッションを学び始める。古代と伝統音楽の研究の合間に、モロッコやエジプトのドラマーたちからも刺激を受ける。イラン人のパーカッション・マスター、ケイヴァン・シェミラーニやアメリカのフレーム・ドラムの大家Glen Velezなどのマスタークラスに参加した。ラルペッジャータ、エスペリオンXX、カプスベルガー・コンソート、オルフェニカ・リラ(ホセ・ミゲル・モレーノ)、プルチネッラ・アンサンブルなど著名なアンサンブルの公演に出演している。マドリードを拠点とするトリオ、トランジットのメンバーで、世界中の様々なパーカッションの伝統を教えている。