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Concert  コンサート情報

銀座ぶらっとコンサート #49
平井千絵 “ぴあのの部屋” Vol.1
~Women Only!~

2011年46日(水) 13:30開演

全席指定 2,500


平井千絵(フォルテピアノ)

協賛:株式会社ヨックモック

平日の昼下がり、銀座でのお買い物のついでに、お友達との銀ぶらの途中に立ち寄れる気軽なコンサート、『銀座ぶらっとコンサート』 第49回。オランダを拠点に活躍するフォルテピアニストの平井千絵によるシリーズ、“ぴあのの部屋”がスタートします。現在のピアノの原型であり、古典派~ロマン派の時代にヨーロッパのお城やお屋敷のサロンで盛んに演奏されていたフォルテピアノ。その華奢な姿から生まれる鮮やかで奥深い色彩感ある音色は、今こそ求められているものかもしれません。シリーズ1回目は、女性作曲家の作品をお楽しみいただきます。
プログラム
マリアンヌ・マルティネス:ソナタ 第3番
  (貴族の出身。ハイドンの弟子。モーツァルト作曲の4手のためのソナタを、モーツァルト本人と共演し、賞賛された)
ゲルトルード・ファン・デン・ベルフ:ロンド Op.3
  (オランダ人女性作曲家、ヴィルトゥオーゾ)
マリア・シマノフスカ:ノクターン 「ささやき」
  (ショパンをはじめ、数々の作曲家たちにインスピレーションを与えた)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:「メロディー」より
  (フェリックスの実の姉。無言歌の数曲は、フェリックスの名前で出版された)
クララ・ヴィーク:3つのロマンス Op.11
  (シューマンの妻。当時は、ピアニスト・クララの夫、として紹介されるのが、無名作曲家シューマンのほうであった)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:曲集「一年」より
ヨゼフィーネ・ラング:アラベスク
  (フェリックス・メンデルスゾーンにその才能を見出された女性。)
プロフィール

平井千絵(フォルテピアノ)

桐朋学園大学ピアノ科卒業。オランダ政府給費留学生、文化庁在外派遣研修員として渡欧。デン・ハーグ王立音楽院古楽器科(フォルテピアノ)修士課程を栄誉賞付き首席で卒業、同時に最優秀者に贈られるニコライ賞を授与される。第5回かながわ学生音楽コンクール ピアノ部門総合第1位。第7回園田高弘賞ピアノコンクール準園田高弘賞・奨励賞受賞。第13回ファン・ヴァッセナール国際・室内楽コンクール(オランダ)、第38回ブルージュ国際古楽コンクールフォルテピアノ部門各第3位。IYAP国際コンクール(ベルギー)優勝。2006年には、ヨーロッパ各地の音楽祭に招かれモーツァルトの協奏曲を演奏。ディアパソン、モンド・ムジクの各誌で賞賛される。なかでも、オルフェオ・バロック・オーケストラとのドイツ・オーストリアツアーは、“この楽器の傑出した専門家”、“音楽的直感と、衒いない名人芸”などとウィーン新聞をはじめ各誌で絶賛され、ウィーン・コンツェルトハウスでの演奏は、オーストリア国営ラジオほかEU各国のラジオ局で放送された。現在は、ハーグ王立音楽院教授スタンリー・ホッホランドとの4手連弾のデュオ活動のほか、ソロ、アンサンブル等、ヨーロッパ各地及び日本において積極的な活動を続けている。リサイタルシリーズ「ウィーンのピアノに魅せられた作曲家たち」は“彼女が古楽に限定されない、良い耳と作品に対する誠実さを備えた優れた奏者であることを示している”(ムジカノーヴァ)、“音の粒の美しさは宝石か真珠のよう、…実にデリカシーに富み、その味わいの深さは格別”(ショパン)などと好評を得ている。これまでにサント国際音楽祭(フランス)、ボーヌ国際バロック・オペラ・フェスティバル(フランス)、バルセロナ国際古楽祭(スペイン)、ユトレヒト古楽祭(オランダ)、フェリシア・ブルメンタル国際音楽祭(イスラエル)、「カリンシアの夏」音楽祭(オーストリア)、フィンチコックス・フォルテピアノ・コレクション・コンサート(イギリス)に出演。10年にはハレ・ヘンデル音楽祭(ドイツ)に招かれている。チェリスト鈴木秀美とのデュオCD「メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集」は、平成18年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。「ショパン:ピアノとチェロのための作品集」は、朝日新聞「クラシック音楽」特選盤、レコード芸術準推薦に選ばれた。08年よりアムステルダム音楽院とハーグ王立音楽院の古楽器科(フォルテピアノ専攻)より招かれ学内試験審査員をつとめている。神奈川県出身。オランダ、デン・ハーグ在住。