ojihall


Concert  コンサート情報

クリスマス・コンサート

ニューヨーク・ハーレム・シンガーズ

2008年1219日(金) 19:00開演

全席指定 6,000


ジョージ・コールドウェル(ピアノ)
ラモナ・ダンラップ(ソプラノ)
ナターシャ・ウィリアムズ(ソプラノ)
チャリティ・ドーソン(メゾ・ソプラノ)
ウェイン・プリットロー(バリトン)
リチャード・ベラツィンJr.(バス)
レオポルド・フレミング(パーカッション)

※出演を予定していたジェームス・アレキサンダーは急病のため来日不可能となりました。当日は上記の7名での演奏となります。ご了承ください。

ニューヨークのご機嫌なゴスペル・グループが、再びクリスマスの銀座にやってきます。抜群の表現力を誇るメンバーを束ねるのは、長年ブロードウェイのミュージカル畑で音楽監督として活躍してきたリンダ・トゥワイン。声の豊かさ、アレンジの妙、そしてエンターテイメント性豊かなステージング。その根底にあるのは、アメリカ音楽すべてのルーツといえる黒人霊歌の伝統を守るという彼らの熱い想いです。ゴスペル・スピリットを全身で感じて、胸躍るクリスマスをお過ごしください。

 

※スパークリングワインをご用意しております。ご自由にお飲みください。

プログラム

インプロヴィゼーション:コーリング・オール・アンセスターズ
              :スウィング・イット!
霊歌:ドライ・ボーンズ
アフリカ系アメリカ民謡:ショートニン・ブレッド
              :ハム・ボーン
日本の童謡:雪
デューク・エリントン:サヴォイ
ナット・キング・コール:アンフォーゲタブル
ファッツ・ウォーラー:腰をかけて自分宛に手紙でも書こう
アル・フェルドマン:ティスケット・タスケット
ビリー・ホリディ:ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド
リチャード・ロジャース:ザ・レイディ・イズ・ア・トランプ
<サウンド・オブ・ミュージック・メドレー>
丘は音楽の調べの中に生きている
ドレミの歌
私のお気に入り
全ての山に登れ

********** 休憩 **********

霊歌:エイント・ザット・ア・グッド・ニュース
   :ジェリコの戦い
   :スウィング・ロー・スィート・チャリオット
   :ハウ・アイ・ゴット・オーヴァー
<クリスマス・メドレー>
ノエル・レグニー&グロリア・シャイン:ドゥー・ユー・ヒア・ホワット・アイ・ヒア
ウェールズ地方のキャロル:ひいらぎを飾ろう
ジュール・スタイン&リチャード・スミス:ウィンター・ワンダーランド
アドルフ・アダン:オー・ホーリー・ナイト
ジェームス・ピアポント:ジングル・ベル
ベートーヴェン:ジョイフル・ジョイフル (交響曲第9番より)
霊歌:山の上で告げよ

※出演者の希望により上記の通り変更となりました (12月12日)

プロフィール

ニューヨーク・ハーレム・シンガーズ

ブロードウェイで様々なミュージカルの音楽監督として活躍しているリンダ・トゥワインが、1996年にオペラ、ミュージカル等で活躍する歌手たちを集めて結成。以降、本国アメリカだけでなく、メキシコ、ヨーロッパ、韓国、日本で定期的にツアーを行い、高い評価を得ている。彼らが積極的にプログラムに取り入れ、普及に努めている黒人霊歌(スピリチュアル)は、南部アフリカ系移民の奴隷文化から生まれ、隷属させられていた人々に希望と慰めを与え続けてきただけでなく、アメリカで生まれた多くの音楽形式の基となっている。N.Y.ハーレム・シンガーズは、黒人霊歌と、そこから生まれた多様な音楽を組み合わせ、エンタテイメント性溢れたアレンジを施したステージで、世界中の人々にアフリカ系アメリカ人が創りだした音楽の歴史と伝統を伝え続けている。2008年12月には、アルカディアレコードより、クリスマス・アルバムをリリース予定。

リンダ・トゥワイン(音楽監督/ピアノ)

ブロードウェイでディレクターとして活躍。これまで「ビッグ・リバー」、「リナ・ホーン:The Lady and her music」、「エイント・ミスビヘイヴン」、「ウィズ」、「ジェリーズ・ラスト・ジャム」、「カラー・パープル」など数々の著名なブロードウェイ・ミュージカル制作にかかわっている。アンドレ・へラーの「ボディ・アンド・ソウル」のドイツ、オーストリア公演にも参加。これまでにシャーリー・ホーン、ベン・ヴェリーン、レズリー・アガムス、リンダ・ホプキンスらをプロデュース。ハーレム少年合唱団の編曲者、またブルックリン管弦楽団の客演指揮者も務める。オクラホマ州マスコギー出身。オクラホマ・シティ大学で学士号を、マンハッタン音楽学校で修士号を取得。

ジョージ・コールドウェル(ピアノ)

「ブラック・アンド・ブルー」や「プレイ・オン!」などのミュージカルで指揮を務め、また「ブリング・イン・ダ・ノイズ、ブリング・イン・ダ・ファンク(ノイズ/ファンク)」や「フル・モンティ」などのミュージカルで演奏するなど、ブロードウェイのベテラン・ミュージシャン。エリントンの息子、マーサ・エリントンが音楽監督を務める、デューク・エリントン・オーケストラや、フランク・フォスターとグルーヴァー・ミッチェルが音楽監督のカウント・ベーシー・オーケストラのツアーにも参加。これまでに、ジョージ・ベンソン、セイヴィアン・グローバー、ルー・ロウルズ、エルビス・コステロ、アート・ブレイキー、シャーリー・バッシー、フリーダ・ペイン、ウィントン・マルサリス、ライオネル・ハンプトン、マンハッタン・トランスファー、ボビー・マクファーリン、アル・ジャロウ、ザ・コースターズ、キャブ・キャロウェイ、クインシー・ジョーンズ、グレゴリー・ハインズ、ディジー・ガレスピー、ブレンダ・リーと共演。現在、全米をツアー中の、伝説のジャズ・シンガー、エラ・フィッツジェラルドの生涯を描いたミュージカル「エラ」の音楽監督兼ピアニストを務めている。

ラモナ・ダンラップ(ソプラノ)

ダイアン・キャロル、シェリル・リー・ラルフらが支援する基金、UNCF(United Negro College Fund)を受けるアーティスト。モハメド・アリやナンシー・ウィルソンのためのコンサートにも出演。これまでに、「Don’t Bother Me. I Can’t Cope!」、「マヘリア・ジャクソン物語」、「God‘s Trombones」などのミュージカルに出演。また、クリーヴランドにて、スコット・ジョプリンのオペラ「トゥリーモニシャ」でタイトルロールを演じる。最近では、コンテンポラリー・ジャズ・グループ、ピーセス・オブ・ア・ドリームと共演。彼らの25周年を記念するCD「Acquainted With the Night」や2006年にリリースされた「Pillow Talk」の録音にも参加している。

ナターシャ・ウィリアムズ(ソプラノ)

ノース・カロライナ州、フェイエットヴィル市に生まれ、3歳より地元教会の聖歌隊で歌い始める。ノース・カロライナA&T州立大学で数学と舞台芸術を学んだ後、ミシガン州立大学にて修士号を取得。これまでに、「マヘリア物語」で、伝説の歌手、マヘリア・ジャクソン役を、アーサ・キット主演の「シンデレラ」の義姉役を演じたほか、「スーシカル」では、キャシー・リグビーと共演を果たした。その他、「グッバイ・ガール」、「エイント・ミスビヘイヴン」、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」「ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート」、「ゴッドスペル」、「ブースマン・アンド・レーナ」など、数多くのミュージカルに出演。

チャリティ・ドーソン(メゾ・ソプラノ)

オクラホマ州タルサに生まれ、9歳のときに家族とともにミシガン州デトロイトへ移住する。デトロイト高校の美術・舞台芸術コースで、演技と歌を学び、卒業後はニューヨークのAMDA(アメリカン・ミュージカル&ドラマティック・アカデミー)に入学。これまでに、「ウィズ」(イヴリン役)、「スモーキー・ジョーズ・カフェ」(B.J.役)、「ビーハイブ」(ワンダ役)、「ウエストサイド物語」(ロジリア役)など数々のミュージカルに出演。また、2つの世界初演ミュージカル「イフ・ディス・ハット・クッド・トーク」では、ビリー・ホリディ役を、「アンビータブル」ではナタリー役を演じ好評を博す。

ジェームス・アレキサンダー(テノール)

これまでに、「エイント・ミスビヘイヴン」や、オフ・ブロードウェイの「ア・ブリーフ・ヒストリー・オブ・ホワイト・ミュージック」などに出演しているほか、「オズの魔法使い」、「チルドレン・オブ・エデン」など数多くのミュージカルに出演。彼のワンマン・ショーである「オールウェイズ・サムシング・ゼア・トゥ・リマインド・ミー」は、バート・バカラックとハル・デーヴィッドをフィーチャーしており、ニューヨークのみならず海外でも公演を行っている。「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」の全国ツアーにも参加。

ウェイン・プリットロー(バリトン)

全米の人気シリーズ・ドラマ「ロー&オーダー」や「ザ・ソプラノズ」へ、度々ゲスト出演しているほか、「ガイズ&ドールズ」のナイスリー・ナイスリー役や、1999年にトニー賞にノミネートされたミュージカル「シビル・ウォー」にも出演するなど、ブロードウェイの数々のステージや、テレビ、映画などで活躍するベテラン歌手。

リチャード・ベラツィンJr.(バス)

ロサンゼルス・バトンルージュのサザン大学でヴォーカル・パフォーマンスの学位を取得。オペラ、ジャズ、ミュージカル、ゴスペルなど様々なジャンルにおいて欧米で活躍している。これまでに「ポーギーとベス」、「ショーボート」、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」などに出演。

レオポルド・フレミング(パーカッション)

プエルトリコ出身。ラテン、アフリカ、インドの血を引き、ミュージシャン、作曲家、編曲者として国際的に活躍している。これまでに、ミリアム・マケーバ、ニーナ・シモン、ハリー・ベラフォンテ、アーサ・キット、ビーヴァー・ハリス、ノヴェラ・ネルソン、ロニー・リストン・スミス、ソニー・スティット、エスター・マロウ、レオン・トーマス、ランディ・ウェストン、エリザベス・スワドースなどと共演、録音を果たしている。彼の作品はアメリカ国内のTV番組などで多数使用されている。