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Concert  コンサート情報

ザ・フレンチ・コネクション・イン・トウキョウ2
ケラス、パユ&ラングラメ

2008年1124日(月・祝) 15:00開演

全席指定 9,000


ケラス写真(c)Eric Manas、パユ写真(c)EMI CLASSICS

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
エマニュエル・パユ(フルート)
マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)

2006年のパユ、ケラス、ル・サージュという一夜の夢のトリオ“フレンチ・コネクション”が、この秋、美しい女性ハーピスト、ラングラメを迎えて再現されます。彼女はパユとベルリン・フィルの首席奏者同士、レコーディングを含めちょくちょく共演しており、一方ケラスとは初共演。さぞ刺激的な妙技が繰り広げられることでしょう。プログラムに、ヨーロッパで多大な尊敬と評価を得、今年生誕100年(!)にして今なお現役のアメリカが生んだ偉大な作曲家エリオット・カーターの作品が編みこまれているのも3人の“やる気”が感じられて期待が高まります。

プログラム

ブルッフ:三重奏のための8つの小品 Op.83より 第1番、第2番、第5番
カーター:スクリーヴォ・イン・ヴェント (フルート)
      :エンチャンテッド・プレリュード (フルート&チェロ)
      :フィグメント I、II (チェロ)
ジョンゲン:三重奏のための2つの小品 Op.80

********** 休憩 **********

ジョリヴェ:クリスマスのパストラール
フォーレ:ファンタジー (フルート&ハープ)
     :即興曲 (ハープ)
     :シシリエンヌ、パピヨン (チェロ&ハープ)
ラヴェル:ソナチネ

プロフィール

(c)Alvaro Yanez

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

1967年モントリオール生まれ。リヨンのコンセルヴァトワールを主席で卒業後、奨学金を得てフライブルク音楽大学で学び、引き続きアメリカへ渡ってジュリアード音楽院等で研鑽を積んだ。ロストロポーヴィチ国際及びミュンヘン国際コンクールで受賞。90年より2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、95年にはピエール・ブーレーズ指揮の同アンサンブルとの共演でドイツ・グラモフォンよりCDデビュー、グラモフォン誌の部門別年間ベスト・ワンとなった。95年ブーレーズ・フェスティバルで初来日。01年には日本国内初のソロ・リサイタル。02年11月には3日連続の無伴奏リサイタル「天」「地」「人」を開催、03年秋、ジェームス・デュクロ(ピアノ)とデュオ・ツアーを行う。02年、第6回グレン・グールド受賞者に選ばれたブーレーズより、グレン・グールド国際プロテジェ賞の受賞者に指名された。


(c)EMI CLASSICS

エマニュエル・パユ(フルート)

1970年ジュネーヴ生まれ。6歳でフルートを始め、パリ国立高等音楽院卒業後、バーゼルのオーレル・ニコレの下で研鑽を積んだ。89年の神戸国際コンクール、92年のジュネーヴ国際コンクールで第1位を獲得。ミュンヘン・フィルより首席奏者として招かれるが、93年ベルリン・フィルの首席ソロ奏者に就任。2000年6月に退団し、同年9月から01年6月までジュネーヴ音楽院フルート科の教授として後進の指導にあたる。02年4月ベルリン・フィルに復帰、首席奏者およびソロ・フルーティストとしての演奏活動を再開。来日も多く、エリック・ル・サージュ(ピアノ)とのコンビによるリサイタルの他、オーケストラとの共演、マスタークラスも行っている。現在EMIと専属契約を結んでおり、07年にはラトル指揮ベルリン・フィルとの共演によるニールセンの協奏曲をリリース。08年トレヴァー・ピノック(チェンバロ)との共演によるバッハのソナタ集をリリース予定。

マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)

1989年コンサート・アーティスト・ギルド・ニューヨーク・コンクール第1位、92年イスラエル国際ハープ・コンクール第1位に輝き、世界有数のハーピストとしてめきめき頭角を現し、93年にはベルリン・フィルの首席ハーピストに任命された。アメリカ・デビューは89年で、ニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホールでのモーストリー・モーツァルト・フェスティバルに出演。アメリカ、ヨーロッパの主要都市でのリサイタルに加え、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、スイス・ロマンド管弦楽団などとソリストとして共演している。CDはアバド指揮ベルリン・フィル、エマニュエル・パユとのモーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」(EMI)などをリリース。