ojihall


Concert  コンサート情報

ジャン=ギアン・ケラス&アレクサンドル・タロー

2008年1121日(金) 19:00開演

全席指定 7,000 


ケラス写真(c)Eric Manas、タロー写真(c)Marco Borggreve

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
アレクサンドル・タロー(ピアノ)

王子ホールではお馴染みのケラスと、昨年、クープランとラモーの2大プログラムの圧倒的な演奏で聴衆を魅了したタローが、デュオで登場します。ヨーロッパでは度々共演しているニ人は、お互いに音楽パートナーとして強く共感し合っており、ケラスは「もう一人の自分が弾いているよう」、ソロ活動を中心にしているタローは「室内楽で共演するならケラス」と語っています。プログラムは、リリースと同時に名盤入りを果たしたニ人のCD「アルペジョーネ・ソナタ」から3曲、そして初披露となる大曲ブラームスのソナタ第1番。バロックから現代作品まで得意とするニ人の魅力をどうぞご堪能ください。

プログラム

シューベルト:ソナチネ 第1番 ニ長調 D384
        :アルペジヨーネ・ソナタ イ短調 D821

********** 休憩 **********

ベルク:4つの小品 Op.5
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38

プロフィール

(c)Alvaro Yanez

ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)

1967年モントリオール生まれ。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。90年より2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、95年にドイツ・グラモフォンよりCDデビュー。ソリストとして各地の権威あるホールで演奏する他、現代音楽奏者の第一人者として数々の初演を行っている。また優れた室内楽奏者としても知られ、04年にはタベア・ツィンマーマンらとアルカント・カルテットを結成した。
95年初来日。02年「天」「地」「人」無伴奏連続リサイタルでセンセーションを巻き起こし、その後毎年日本でツアーを行っている。06年にはアルカント・カルテットとして初来日。07年の王子ホール公演ではダンサーの森山開次とのコラボレーションで話題を呼んだ。これまでにブリテン「無伴奏チェロ組曲」、ハイドン「チェロ協奏曲」、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、シューベルト「アルペジオーネ・ソナタ」、バッハ「無伴奏チェロ組曲」等のCDをリリース。 演奏楽器は1696年ジョフレド・カッパ製。ドイツ・シュトゥットガルト音楽大学教授。


(c)Christophe Urbain

アレクサンドル・タロー(ピアノ)

1968年生まれ。パリ国立高等音楽院卒業。現代フランスを代表するピアニストの一人で、特に優れたCD録音が注目を集めている。常に意欲的なプログラムに取り組み高い評価を獲得しており、頻繁にソロ・リサイタルを行っている。07年10月に行われた王子ホール公演ではラモーとクープランのプログラムを組み、「生まれたばかりのような息吹に満ちた演奏は満席の聴衆を魅了した」(白石美雪)等、絶賛を博した。室内楽ではチェリストのジャン=ギアン・ケラスとのデュオで度々リサイタルを行っており、06年秋にリリースしたCD「アルペジョーネ」の成功により、ヨーロッパの主要コンサートホールでデュオ・リサイタルを行っている。オーケストラ・ソリストとしては、これまでにバイエルン放送響、日本フィル、都響、フランス国立管等と共演している。近年はハルモニア・ムンディのアーティストとして、ラモーの「新クラヴサン組曲」、ラヴェルのピアノ作品全集(世界初録音2作品を含む) など、フランス作品を中心に数々の録音をリリース。最新ソロCDとしてクープラン作品集を発表した。