ojihall


Concert  コンサート情報

グザヴィエ・ドゥ・メストレ

2008年1114日(金) 19:00開演

全席指定 6,000


(c)Marco Borggreve

グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)

その楽器の概念を変えるアーティストがいます。フルートのパユ、ホルンのバボラク、そしてメストレ。彼もまた、私たちが抱いていたハープという楽器に対する印象を大きく変えた一人ではないでしょうか。ウィーン・フィルのソロ・ハーピストに就任以来、瞬く間にスター街道を駆け上った感がありますが、超絶技巧にハープを奏でる美しい容姿とは裏腹に、その音楽は実に男性的で勇壮です。王子ホールには3度目の登場ですが、今回のプログラムも、最新アルバムのドビュッシー作品のみならず、私たちにまた新たなハープの魅力を教えてくれるものです。どうぞご期待下さい。

プログラム

ペシェッティ:ソナタ ハ短調
リスト:ナイチンゲール
サンカン:主題と変奏
スメタナ:モルダウ

********** 休憩 **********

パリシュ=アルヴァース:大幻想曲「マンドリン」 Op.84
ドビュッシー:夢想
        :亜麻色の髪のおとめ
        :月の光
        :ロマンティックなワルツ
ルニエ:伝説

※アーティストの希望により上記の通り変更となりました。

プロフィール

(c)Marco Borggreve

グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)

9才のときに地元トゥーロンの音楽学校でハープを学び始める。その後、パリでジャクリーヌ・ボロー、カトリーヌ・ミシェルに師事。同時にパリ政治学院、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで政治経済を学ぶ。16才のときにパリで行われた国際コンクールで優勝。その後、カーディフ、ミュンヘン、ウィーン、エルサレム等、主要な国際コンクールの数々で受賞。1998年、USA国際ハープ・コンクール(ブルーミントン)において、第1位と合わせて2つの賞を受賞した。22才で首席指揮者ロリン・マゼール率いるバイエルン放送交響楽団のソロ・ハーピストに就任、そして3年後、熱望していたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ハーピストに就任した。ソリストとしての活動も活発に行い、ザルツブルク・モーツァルテウム管、イスラエル・フィルハーモニー管、ルクセンブルク・フィルハーモニー管等数多くの一流オーケストラと共演している。2002年5月、ハープ奏者として初めてアンドレ・プレヴィン指揮/ウィーン・フィルとヒナステラ「ハープ協奏曲 Op.25」を演奏、05年7月にはキンボウ・イシイ・エトウ指揮/N響とボアエルデュー「ハープ協奏曲 ハ長調」を演奏した。また、数々の音楽祭からも招待を受け、シュレスヴィヒ・ホルスタイン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間などで、数多くの著名な音楽家・俳優と共演している。グザヴィエ・ドゥ・メストレは確立されたハープのレパートリーを広げること、特にあまり知られていない作曲家たちの作品録音に力を入れており、デニーソフ、バウアー、フイセン、ウェングラーらの作品の世界初演を行なっている。また、ハープという楽器の発展、認識を広めることに強い思いを抱き、ハープの指導にも近年熱心に取り組んでいる。01年よりハンブルク音楽大学の教授。クラ-ヴェス・レコード、オブリガート、ハルモニア・ムンディよりリリースしたCDは批評家、専門家より好評、賞賛を得ている。最新アルバムはRCAからリリースされた「ドビュッシー作品集」。