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Concert  コンサート情報

In between music and poetry Vol.6 ――詩はいつも音楽に恋してる。
“ふたごのき”

2006年1110日(金) 19:00開演

全席指定 4,000

谷川俊太郎(詩と朗読)
谷川賢作(作曲/ピアノ)
ゲスト:溝口 肇(チェロ)
ゲスト:江國香織(朗読)

現代を代表する詩人である谷川俊太郎とピアニストの谷川賢作がおくる「詩と音楽の間に」と題されたこのシリーズもいよいよ第6ラウンドを迎えました。今回 のフィーチャリング・ゲストは、いまをときめくチェリストの溝口 肇と詩人にして作家の江國香織。詩集「ふたごのき」をモチーフに、新たに映像によるインス タレーションも含め今までの集大成ともいえるステージを秋の夜長にお届けします。
プログラム

詩集「ふたごのき」から

プロフィール

谷川俊太郎詩と朗読

1952年、「文学界」に詩を発表して注目を集め、処女詩 集「二十億光年の孤独」を刊行、みずみずしい感性が高い評価を得る。以降文筆業を生業として今日に至る。主な詩集には、読売文学賞を受賞した「日々の地 図」をはじめ「ことばあそびうた」「定義」「みみをすます」「よしなしうた」「世間知ラズ」「モーツァルトを聴く人」などがある。また、絵本「けんはへっ ちゃら」「こっぷ」「わたし」や、日本翻訳文化賞を受賞した訳詩集「マザーグースのうた」やスヌーピーでおなじみの「ピーナッツ」などの翻訳、脚本、写 真、ビデオなどさまざまな分野で活躍している。現代を代表する詩人のひとり。最新作に詩集「シャガールと木の葉」(集英社)、山本容子氏との詩画集「あの ひとが来て」(マガジンハウス)、谷川賢作との共作CD「クレーの天使」「kiss」「家族の肖像」「谷川俊太郎 ソング・ブック」がある。


谷川賢作(作曲/ピアノ)

ジャズピアノを弘勢憲二、佐藤允彦に師事。映画・TV・CM等への作曲も数多く、代表作に映画 「竜馬の妻とその夫と愛人」、ネスレモーニングキャンペーン「朝のリレー」等。1988・95・97年日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。95年第40回アジア太平洋映画祭 最優秀音楽賞受賞。2002年3月には、父・俊太郎 とのコラボレートCD「クレーの天使」(Silent) をリリース。03年第2集「kiss」、04年6月第3集「家族の肖像」、05年10月第4集「谷川俊太郎 ソング・ブック」をリリースし各方面から絶賛される。ソロ名義の作品には、05年11月、NHK「その時歴史が動いた」オリジナル・サウンド・トラック、06年10月ピアノ・ソロ作品の集大成「Nature Boy」などがある。また、俊太郎と共に、パリ、ケルン、ベルリン、リーガ(ラトビア)等を朗読と音楽のコンサートで巡演、好評を博す。05年3月北京大 学にてピアノソロ・コンサートを開催。05年10月イタリアで行われたポルデノーネサイレント音楽祭出演を契機に、サイレント映画にライブで音楽を付ける活動も行っている。

オフィシャルHP http://www.taniken.net/

溝口 肇チェロ

テレビ朝日の長寿番組「世界の車窓から」のテーマ曲でもお馴染みの、チェリストとして、又、サウンドプロデューサーとして幅広い顔を持つ。カラヤンに憧れ て3歳よりピアノを習い始めて以来、クラシックのみならずロック、ポップスなどさまざまな音楽と出会い、東京芸大在学中、多重録音により現在の音楽世界の 礎となる独自の作品を制作。1986年にはアルバム「ハーフインチデザート」でソロデビュー、日本たばこ「ピースライト」のCM出演とともに一躍脚光を浴 びる。以来、人気高視聴率ドラマ「ビューティフルライフ」(TBS)、NHK朝の連続テレビ小説「オードリー」、アニメ映画「人狼(JIN-ROH)」な どの代表作をはじめ、最近ではヒット映画「東京タワー」など数多くの劇中音楽を手掛け、作曲家としてもテレビ・映画等で活躍。2005年には永遠の名曲を チョイスしたカバーアルバム『yours』をリリース。今年デビュー20周年を迎える。

オフィシャルHP http://www.archcello.com

江國香織朗読

作家。1989年、「409ラドクリフ」で第1回フェミナ賞受賞。92年、『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞受賞。同年『きらきらひかる』で紫式部文学 賞受賞。2002年、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞受賞。04年、『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞を受賞。著 書はほかに、『つめたいよるに』『流しのしたの骨』『すいかの匂い』『神様のボート』『東京タワー』『間宮兄弟』『すみれの花の砂糖づけ』などがある。小 説からエッセー、詩、絵本の翻訳まで幅広いジャンルで活躍している。