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Concert  コンサート情報

ファジル・サイ

2006年105日(木) 19:00開演

全席指定 6,500

ファジル・サイ(ピアノ)

演奏スタイルも音楽も極めて個性的。しかしその音楽は決して奇を衒わず、確固たる規範のうえに創造されています。ひとたびピアノに向かえば、バッハが聖な る誘惑を受けて蘇り、魔法をかけられたモーツァルトの音楽が瑞々しくホールを満たす――そこには新たな生命の誕生を目撃しているかのような、驚きと高揚感 があります。世界中の人々の耳目を釘付けにする天才ファジル・サイのライブ・パフォーマンス、体験済みの方もそうでない方も必聴です。
プログラム

J.S. バッハ/サイ:パッサカリア ハ短調 BWV.582
J.S. バッハ:フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV.817
J.S. バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ (モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397より変更)

**********休憩**********

モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K.265 (キラキラ星変奏曲)
        :ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330

プロフィール

ファジル・サイ(ピアノ)

1970年トルコのアンカラに生まれる。アンカラ国立音楽院でピアノと作曲を学び、17歳で奨学金を得てデュッセルドルフ のシューマン音楽院に留学、デイヴィッド・レヴァインに師事。その後92年から95年までベルリン音楽院で学ぶ。94年、ヤング・コンサート・アーティス ト国際オーディションで優勝し、国際的な演奏活動を開始する。ニューヨーク・フィル、フランス国立管をはじめとする世界の主要オーケストラに定期的に客演、また、ルツェルン、ヴェルビ エといった音楽祭の他、ウィーン楽友協会、カーネギー・ホールを始めとする多くのコンサートホールで演奏している。ユーリ・バシュメット、シュロモ・ミン ツ等と室内楽にも取り組んでおり、2004年にはヴァイオリニストのマキシム・ヴェンゲーロフとワールドツアーを行った。作曲家としての顔も持っており、16歳で作曲した「Black Hymns」はベルリン建都750周年記念行事の中で演奏された。1991年には自らの作曲による「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」をベルリン交響 楽団と共に初演。また96年にボストンでピアノ協奏曲第2番「シルクロード」を自ら初演した。トルコの文化庁の委嘱により、トルコの詩人ナズム・ヒクメト の詩をもとにしたオラトリオ「Nazim」を作曲、01年アンカラにおいて、トルコ大統領の前で初演された。クラシックを題材にした軽妙なジャズ音楽も作 曲しており、モーツァルトの「トルコ行進曲」や「パガニーニ・ジャズ」などの作品がある。CDはガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」並びに「アイ・ガット・リズム変奏曲」、高い評価を受けた「バッ ハ・リサイタル」、ストラヴィンスキー自身の編曲による「4手のための春の祭典」などがあり、リリースされる度に新聞・雑誌の批評で絶賛されている。特に 一人で両方のパートを担当した「春の祭典」は、01年度エコー賞クラシックと01年度ドイツ音楽批評家最優秀レコーディング賞に輝き、世界的な成功を収め るひとつの要因となった。

オフィシャルHP http://www.fazilsay.net/